
武豊VSペリエ「最後」の激突!? 史上最強のジャックルマロワ賞「日仏レジェンド対決」を世界が注目!
その後はペリエ騎手が短期免許で来日するたび、そして武豊騎手がフランスへ遠征するたび、お互いが通訳兼ガイド役となった。
ペリエ騎手が有馬記念(G1)3連覇など、外国人騎手のパイオニアとして日本で大成功したことはもちろん、武豊騎手が100を超える海外勝利の内、フランスが大半を占めているのも「異国の親友」の存在が非常に大きいといえるだろう。2013年にキズナが凱旋門賞(G1)に出走した際、久々に再開した両者は「タケさーん、久しぶり」「オリビエ、また髪の毛が寂しくなったな」と冗談を言い合える間柄だった。
また、ペリエ騎手は武豊騎手をL.デットーリ、C.スミヨン、K.ファロン、R.ヒューズと並ぶ、世界のベスト5と評価。武豊騎手が落馬事故の影響でスランプに陥っていた際は「彼が日本でリーディングのポジションにいないのはおかしい」とエールを送っている。
そんな両者も、すでに日仏では「レジェンド」と言われる大ベテラン。ペリエ騎手が来日する機会もめっきり減っており、今後この”日仏レジェンド対決”が何度見られるかはわからない。場合によっては、今回が最後の機会になるかもしれないのだ。
「武豊騎手とペリエ騎手の対決というのは、日本のオールドファンにとっては堪らないシチュエーション。2人がお互いをリスペクトする親友というのも良いですね。
また今回のドゥーヴィルは、武豊騎手とシーキングザパールが1998年のモーリスドギース賞(G1)で、日本調教馬による初の海外G1制覇を決めた日本競馬にとっては歓喜の地。そのレースにはペリエ騎手も参戦しており、レース後は2人でお祝いしたとか。
さらに翌週のジャックルマロワ賞を日本のタイキシャトルが制覇。同馬を管理していたのが、今回サトノアレスを参戦させる藤沢調教師なんですよね。その辺りにも縁を感じますし、このジャックルマロワ賞には武豊騎手も地元の馬で参戦していました」(競馬記者)
仮に武豊騎手が今年のジャックルマロワ賞で騎乗できることがあれば、JRAも海外馬券の発売に踏み切る可能性も高まりそうだ。そうなれば、ますます盛り上がることは間違いないだろう。
ただ、今年のジャックルマロワ賞は日本だけでなく、世界が注目する一戦になろうとしている。
PICK UP
Ranking
5:30更新「面白いこと教えてやるよ」横山典弘、打倒ソールオリエンスに手応えアリアリ!? 馬券に絡んだのはすべて内枠。「父兄参観」と揶揄された2年前とは一変
「3大始祖」消滅の危機……日本で「2頭」世界で「0.4%」の血を残すべく立ち上がったカタール王族の「行動」に称賛
田辺裕信「2歳新馬」お断り!? 未だ騎乗ゼロに隠された真意
- 浜中俊「哀愁」の1年。かつての相棒ソウルラッシュ、ナムラクレアが乗り替わりで結果…2025年「希望の光」は世代屈指の快速馬か
- 「シャフリヤールの激走はわかっていた」本物だけが知る有馬記念裏事情。そして“金杯”で再現される波乱の結末とは?
- 武豊命名「5爺」に激震走るナンバー3の卒業…有馬記念でメジロマックイーンを撃破、迫られる「欠員補充」の最有力候補とは
- 武豊騎手「パドック意味なし」発言に仰天……馬券購入セオリー「完全否定」のトップ騎手たちが語るパドック必勝法とは
- アドマイヤ軍団が「G1・45連敗」武豊と絶縁し「40億円」と引換えに日本競馬界フィクサーの”逆鱗”に触れた凋落の真相?
- C.スミヨン騎手「サンデーが拒否」原因はC.ルメール騎手? ドバイターフ(G1)リアルスティール「鞍上ドタバタ劇」の裏事情
- JRA池添謙一「2度結婚」「DV不倫」よりも紆余曲折の騎手人生。オルフェーヴル三冠→外国人で凱旋門賞、勝負強さは当代随一だが……