
デムーロ、ルメール、モレイラ独壇場で武豊らは蚊帳の外。注目の札幌記念最強戦術、JRA夏競馬の馬券術を緊急公開。

「競馬はやっぱり騎手だな」
そんな声が聞こえてきそうだ。この夏ルメールとモレイラが札幌競馬場で勝ちまくり、新潟競馬場を拠点とするデムーロも絶好調だ。この3人と日本人トップジョッキー3人の成績(JRAのみ)を比較すればその違いに驚く。
■クリストフ・ルメール 117勝
騎乗数 462回
勝 率 25.3%
連対率 42.4%
複勝率 55.4%
■ミルコ・デムーロ 103勝
騎乗数 427回
勝 率 24.1%
連対率 42.6%
複勝率 55.3%
■ジョアン・モレイラ 15勝
騎乗数 38回
勝 率 39.5%
連対率 52.6%
複勝率 65.8%
■戸崎圭太 73勝
騎乗数 552回
勝 率 13.2%
連対率 28.1%
複勝率 40.2%
■福永祐一 66勝
騎乗数 444回
勝 率 14.9%
連対率 27.5%
複勝率 39.9%
■川田将雅 65勝
騎乗数 364回
勝 率 17.9%
連対率 34.9%
複勝率 47.5%
川田騎手は海外遠征中で7月半ばから不在だが、それでもこの差は歴然。かつてリーディング争いを繰り広げた戸崎圭太はもはやライバルではなく、100回以上騎乗数が多いにもかかわらず、勝ち星は決定的な差がついており、完全に外国人騎手の独壇場なのである。仮に来年からモレイラがJRA所属騎手となれば、この差はさらに広まっていくだろう。もはや日本人騎手のリーディング奪回は不可能に近いと言えるのだ。
さらに来年で50歳の大台に乗る武豊も完全に蚊帳の外。現在47勝と決して悪い数字ではないが、かつて年間212勝をあげた天才だけに、この衰えは残念だ。
外人騎手の成績を見ればわかるように、彼らは4レースに1回以上勝利し、2レースに1回は必ず馬券に絡んでいる。つまり外人騎手を把握することが効果的な馬券戦術であり、的中への近道といえる。
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