真剣勝負の裏にある真実に斬り込むニュースサイト・GJ
GJ
真剣勝負の真実に切り込むニュースサイトGJ
NEW
2018.08.27 08:47
JRA藤田菜七子に「秋華賞(G1)」挑戦プラン!? 秋華賞馬の娘マルーンエンブレムに調教師が示した「今後」
編集部
藤田菜七子騎手の勢いが止まらない。
26日、新潟競馬場で行われた500万下(芝2000m)は、藤田菜七子騎乗のマルーンエンブレム(牝3歳、美浦・小島茂之厩舎)が勝利。2008年の秋華賞馬ブラックエンブレムを母に持つ良血馬が、今後に向けて大きな2勝目を上げた。
15頭立てで行われたレースで、マルーンエンブレムはスタートでやや立ち遅れたものの、落ち着いて後方から。稍重で1000m通過が59.5秒という流れの中、前半は馬群の中でしっかりと折り合っていた。
「賢い馬なので今までの競馬を全部覚えていて、3角くらいから自分でハミを取っていきました」という鞍上の言葉通り、3コーナーに差し掛かった辺りから、前に行きたがる素振りを見せるマルーンエンブレム。
しかし、ここ2走の福島ならいざ知らず、新潟の外回りコースではさすがに早過ぎるか。「(新潟コースの)外回りなので、我慢させながら4角で少しずつ外に出していきました」というコメントにある通り、勝負所まで上手く我慢させていたのは鞍上のファインプレーに他ならない。
「最後はいい脚を使ってくれました」
最後の直線で大外に持ち出されたマルーンエンブレムは、待ってましたと言わんばかりにスパートを開始。メンバー最速となる上がり3ハロン34.1秒の末脚で豪快に差し切ると、最後は2着馬に1馬身1/4の差をつけてゴールした。
これで通算4戦2勝としたマルーンエンブレム。貴重な2勝目を上げたことで、秋以降の展望が大きく広がったことは間違いない。今後次第では、母が制した秋華賞(G1)挑戦も見えてくるのではないだろうか。
PICK UP
Ranking
17:30更新- ルメール軍団「誤算続き」で迷走中?使い分けの弊害に一部ファンから疑問の声
- クロワデュノール「世代最強説」に現実味も…ダービー馬候補が未勝利戦より遅い時計の怪
- 武豊×ドウデュース完全包囲網で波乱含み!?豪華メンバーのジャパンCにチェルヴィニア、ブローザホーン、オーギュストロダンら最強メンバー集結。レジェンド元JRA騎手の見解は?
- 「別競技」の高速馬場で欧州最強マイラーの意地見せたチャリン!ジャパンC参戦オーギュストロダン、ゴリアットに朗報?
- C.ルメール「アンラッキー」な過怠金に謝罪…マイルCSでも「牝馬のC.デムーロ」の手綱冴えるか?
- エアスピネル降板に武豊騎手は「何」を思う……8年前、すべてを手にしてきた天才騎手が”最大級”の屈辱を味わった「ウオッカ事件」とは
- 【京都2歳S(G3)展望】藤田晋オーナーの大物エリキングが登場! ジョバンニ、サラコスティがリベンジに燃える
- 【ジャパンC(G1)展望】「ディープ」オーギュストロダンVS「ハーツ」ドウデュース、2005年有馬記念から19年越しの最終決戦!
- 春のG1戦線に水を差す「醜聞」続く…現役騎手の父に詐欺容疑、G1馬オーナーが逮捕
- 「3大始祖」消滅の危機……日本で「2頭」世界で「0.4%」の血を残すべく立ち上がったカタール王族の「行動」に称賛