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シュヴァルグランの秋ローテーションは「目の上のタンコブ」を意識!? 「まつり」を阻むべく長距離マイスターが爪を研ぐ

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 今年の阪神大賞典に勝利し、天皇賞・春で3着、宝塚記念9着と古馬王道路線で結果を残したシュヴァルグランが、秋のローテーションを発表。10月の京都大賞典(G2)を叩いて、11月末のジャパンカップ(G1)に出走するとのこと。

 3歳秋からは常に2400m以上のレースに7回出走し、4勝2着1回3着1回と安定感を示しているだけに、中距離No.1決定戦となる10月の天皇賞・秋(G1)には出走しない模様。3歳夏の札幌以外はすべて阪神・京都で出走しているだけに京都大賞典に不安はないものの、ジャパンカップで初めて走る東京競馬場への適性が鍵となりそうだ。

 また、京都大賞典→ジャパンカップというローテーションは、春の天皇賞馬キタサンブラックと同じである。

 シュヴァルグランにとってみれば、キタサンブラックはまさに「目の上のタンコブ」。天皇賞では春の盾を奪われ、宝塚記念では自身が馬群に沈む中、キタサンブラックは逃げ粘っての3着確保と、ここまではその”差”を見せつけられている状況だ。

「キタサンブラックと同じローテーションになるね。天皇賞・秋は使いません」

 友道康夫調教師もこのようなコメントをするあたり、キタサンブラックを少なからず意識していることがうかがえる。当然ライバルはキタサンブラックだけではないが、G1制覇を成し遂げるためには絶対に超えねばならない壁ではある。

 オーナーの佐々木主浩氏も同馬が所有する中で初の「古馬王道を走る牡馬」ということで、その期待は非常に大きいはず。まずは京都大賞典で「まつり」を阻めるか注目だ。

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