真剣勝負の裏にある真実に斬り込むニュースサイト・GJ
GJ
真剣勝負の真実に切り込むニュースサイトGJ
NEW
2016.06.27 08:20

「王者の走り」を見せたキタサンブラックの宝塚記念3着……堂々たる強さで今度こそ「主役」?
編集部

26日に開催された宝塚記念(G1)で3着に敗れたキタサンブラック。天皇賞に続くG1連勝とはならなかったが、堂々たる走りを見せた。
好スタートから先頭に躍り出た同馬は、ワンアンドオンリー、トーホウジャッカル、アンビシャスに直後につけられる形で道中を進む。1000m通過は59.1秒と、稍重の発表だった当日の馬場を考えればやや早いペース。これまで絶妙なマイペースに落ち着けての粘り込みが身上だった同馬には苦しい展開で、この時点で「厳しい」と感じた人も多かったのではないか。
しかし、直線に入るとマークしていた3頭はペースか馬場のせいかことごとく脱落。キタサンブラックの脚色は衰えず、後続を突き放す。昨年覇者のラブリーデイが追うが、なかなか差は縮まらない。馬場を味方につけ末脚を発揮したマリアライト、後方から意地の伸びを見せたドゥラメンテには最後の最後で交わされたが、マリアライトとはクビ差、ドゥラメンテとはわずかにハナ差だった。
今年の宝塚記念で「王者の走り」を見せたのはキタサンブラックだった。目標にされる位置でレースを進め、マークした他馬を振り落とし、後方から有利な展開でやってきたライバルを最後まで苦しめた。
「思い通りの競馬ができたし、最後もよく辛抱してくれた。もう少しだったけど……」
武豊騎手の言葉が、そのまま今回のキタサンブラックのレースぶりを象徴している。この馬に足りないものはなく、最後は”ツキ”の差だったともいえるかもしれない。
この春、格段の進化を競馬ファンに示したキタサンブラック。これまで1番人気になったことは一度もないが、秋競馬においては今度こそ「主役」としてレースに臨むこととなるだろう。
PICK UP
Ranking
17:30更新元JRA藤田伸二氏「置いてきぼり」大塚騎手に同情……木村哲也調教師のパワハラ問題に「本人はあまりピンと来てない」
武豊「爆弾発言」にインタビュアーもタジタジ、今村聖奈ら「6人騎乗停止」で蒸し返されたアンラッキーな被害者
武豊を潰した新人騎手「暴走」に物議!? 連続斜行でレースぶち壊し……未だデビューから1人だけ勝てない「焦り」か
- 皐月賞(G1)クロワデュノール「1強」に待った!? 「強さが証明された」川田将雅も絶賛した3戦3勝馬
- 浜中俊「哀愁」の1年。かつての相棒ソウルラッシュ、ナムラクレアが乗り替わりで結果…2025年「希望の光」は世代屈指の快速馬か
- 「3大始祖」消滅の危機……日本で「2頭」世界で「0.4%」の血を残すべく立ち上がったカタール王族の「行動」に称賛
- 「シャフリヤールの激走はわかっていた」本物だけが知る有馬記念裏事情。そして“金杯”で再現される波乱の結末とは?
- 【徹底考察】天皇賞・秋(G1) ルージュバック「戴冠へ機は熟したのか……目下の充実ぶりは出走馬No.1も『臨戦過程』に大きな落とし穴?」
- ヤマニンウルス、オーサムリザルトに新たなライバル登場か…元クラシック候補が路線変更ズバリ、M.デムーロ「強かった。乗っていただけ」
- JRA三浦皇成を落馬に巻き込んでしまった「あの新人騎手」がまさかの選択!? 順調に回復見せるも復帰には難題多く……