GJ > 競馬ニュース > キタサンブラックの宝塚記念3着
NEW

「王者の走り」を見せたキタサンブラックの宝塚記念3着……堂々たる強さで今度こそ「主役」?

【この記事のキーワード】, ,
kitasan.jpg

 26日に開催された宝塚記念(G1)で3着に敗れたキタサンブラック。天皇賞に続くG1連勝とはならなかったが、堂々たる走りを見せた。

 好スタートから先頭に躍り出た同馬は、ワンアンドオンリー、トーホウジャッカル、アンビシャスに直後につけられる形で道中を進む。1000m通過は59.1秒と、稍重の発表だった当日の馬場を考えればやや早いペース。これまで絶妙なマイペースに落ち着けての粘り込みが身上だった同馬には苦しい展開で、この時点で「厳しい」と感じた人も多かったのではないか。

 しかし、直線に入るとマークしていた3頭はペースか馬場のせいかことごとく脱落。キタサンブラックの脚色は衰えず、後続を突き放す。昨年覇者のラブリーデイが追うが、なかなか差は縮まらない。馬場を味方につけ末脚を発揮したマリアライト、後方から意地の伸びを見せたドゥラメンテには最後の最後で交わされたが、マリアライトとはクビ差、ドゥラメンテとはわずかにハナ差だった。

 今年の宝塚記念で「王者の走り」を見せたのはキタサンブラックだった。目標にされる位置でレースを進め、マークした他馬を振り落とし、後方から有利な展開でやってきたライバルを最後まで苦しめた。

「思い通りの競馬ができたし、最後もよく辛抱してくれた。もう少しだったけど……」

 武豊騎手の言葉が、そのまま今回のキタサンブラックのレースぶりを象徴している。この馬に足りないものはなく、最後は”ツキ”の差だったともいえるかもしれない。

 この春、格段の進化を競馬ファンに示したキタサンブラック。これまで1番人気になったことは一度もないが、秋競馬においては今度こそ「主役」としてレースに臨むこととなるだろう。

「王者の走り」を見せたキタサンブラックの宝塚記念3着……堂々たる強さで今度こそ「主役」?のページです。GJは、競馬、, , の最新ニュースをファンにいち早くお届けします。ギャンブルの本質に切り込むならGJへ!

Ranking

17:30更新
  • 競馬
  • 総合
  1. ルメール軍団「誤算続き」で迷走中?使い分けの弊害に一部ファンから疑問の声
  2. クロワデュノール「世代最強説」に現実味も…ダービー馬候補が未勝利戦より遅い時計の怪
  3. 武豊×ドウデュース完全包囲網で波乱含み!?豪華メンバーのジャパンCにチェルヴィニア、ブローザホーン、オーギュストロダンら最強メンバー集結。レジェンド元JRA騎手の見解は?
  4. 「別競技」の高速馬場で欧州最強マイラーの意地見せたチャリン!ジャパンC参戦オーギュストロダン、ゴリアットに朗報?
  5. C.ルメール「アンラッキー」な過怠金に謝罪…マイルCSでも「牝馬のC.デムーロ」の手綱冴えるか?
  6. エアスピネル降板に武豊騎手は「何」を思う……8年前、すべてを手にしてきた天才騎手が”最大級”の屈辱を味わった「ウオッカ事件」とは
  7. 【京都2歳S(G3)展望】藤田晋オーナーの大物エリキングが登場! ジョバンニ、サラコスティがリベンジに燃える
  8. 【ジャパンC(G1)展望】「ディープ」オーギュストロダンVS「ハーツ」ドウデュース、2005年有馬記念から19年越しの最終決戦!
  9. 春のG1戦線に水を差す「醜聞」続く…現役騎手の父に詐欺容疑、G1馬オーナーが逮捕
  10. 「3大始祖」消滅の危機……日本で「2頭」世界で「0.4%」の血を残すべく立ち上がったカタール王族の「行動」に称賛