
安田記念で「仲間」を失ったイスラボニータ、秋は背水の陣!? 再び輝くべく燃え上がる嫉妬と闘志?

前走安田記念(G1)を5着に終わったイスラボニータが、秋は昨年3着だった毎日王冠(G2)で始動することがわかった。その後は天皇賞・秋、マイルCSと昨年のローテーションを踏むのだろうか。
すでに2年近く勝利から遠ざかっている同馬。なかなか古馬になって活躍できない2014年のクラシック世代だが、イスラボニータもそのご他聞に漏れずという状況である。
とはいえ、これまで掲示板を外したのは17戦してわずか2。マイル~中距離では安定感は示せており、現役でも上位に位置される競走馬であることは間違いない。
それでも、皐月賞制覇時の期待感からいえばやはり物足りない部分もある。「もっとダメダメなクラシックホースもいるからいいではないか」という声もあるだろうが、当のイスラボニータ陣営からすれば、それでは済まされない「事情」がある。
今年春まで、同馬とまったく同じようなキャラクターの競走馬がいた。それが13年の皐月賞馬ロゴタイプだ。同馬もまたクラシックで強い競馬をしながら古馬になって一気に成績が下降。時折馬券に絡むものの実に3年以上も勝ち星がないまま競走生活を送り、扱いとしてはイスラボニータ以下だった。
しかし今年、ロゴタイプは安田記念で思い切った逃げに転じ、田辺裕信騎手の絶妙なペース配分で見事な逃げ切り勝利。G1競走3勝目をあげた。5着に敗れたイスラボニータからすれば「同胞がいなくなった」といったところか。しかもロゴタイプが下したのは、当時7連勝中で昨年の年度代表馬モーリスである。
同系キャラの「復活劇」を見せられてしまった今、イスラボニータ陣営ももう一度光輝くべく燃えているに違いない。昨年は毎日王冠から天皇賞、マイルCSと「3戦連続3着」というどこかのルーラーシップのような戦績になってしまったが、今年はそれ以上の結果を残せるのか注目である。
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