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JRA毎日王冠(G2)ステファノスの取捨は!? 衰え指摘も能力は一級、重要なのは……

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 昨年の大阪杯は勝ったキタサンブラックは別格として、2番人気は復調途上のマカヒキ、3番人気は道悪でこそのサトノクラウン、4番人気はG1レースでの連帯はできなかったヤマカツエース。この大阪杯も勝ち馬以外の相手が楽だったからこその2着だったと言っていい。

 つまり、ステファノスがG1やG2で好走できる条件とは、実力馬の体調に問題があったり、他の相手がステファノスと同格か格下の時だと結論を出すことも可能だ。もちろん弱い馬ではない。れっきとした一流馬だが、超一流馬とはやはり言い難い。

 毎日王冠には2度の出走経験がある。2015年は7着、2016年は5着と結果を出せていない。距離の問題というより、叩き良化型の同馬にとって休み明けが原因だったと見る。ところが、昨年の秋はオールカマー(G2、芝2200メートル)から始動してルージュバックの2着。休み明けを克服した。

 今回の体調はどうなのか。1週前追い切りは栗東・CWで3頭併せ、5F65.6-1F11.7とラストで鋭く伸びている。陣営からは「以前は休み明けが得意ではなかったけど、経験を積んだ今は走れるようになっている。力を出せる仕上がりにある」というコメントが出ている。

 休み明け、体調に問題がなければ後は相手関係だ。人気が予想されるサトノアーサー(牡4歳)、アエロリット(牝4歳)、ステルヴィオ(牡3歳)、ケイアイノーテック(牡3歳)にどれだけの能力があるのか、把握し難い面も残っている。これら人気馬の能力がステファノスと比較してどうか、というのが焦点となる。

 ところでステファノスは香港での成績が悪くない。G1レースを4度走って2着、10着、3着、4着だ。狙いは次走の天皇賞・秋より12月の香港C(G1、芝2000メートル)かもしれない。

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