真剣勝負の裏にある真実に斬り込むニュースサイト・GJ
GJ
真剣勝負の真実に切り込むニュースサイトGJ
NEW
2018.10.02 07:42
武豊「リーディング目指さない」発言の”真意”。JRA通算4000勝の節目を迎えた競馬界のレジェンドが示した「未来像」とは
編集部
1日、JRA通算4000勝の金字塔を打ち建てた武豊騎手が、自身の公式サイトを更新。前人未到の大記録を達成した心境を語った。
『JRA通算4000勝を達成しました』と銘打った武豊騎手は「いつも共に戦っている仲間たちに祝ってもらえたセレモニーは、ボクが見てきたたくさんのいい景色のなかでも格別なものになりました」と記念セレモニーを振り返っている。
騎手として、そしてキャリア終盤に差し掛かっている1人のプロとして、大きな節目を迎えた武豊騎手。さすがに感慨もひとしおのようで、日記の内容はいつも以上に長いものになっている。
そういった中で、武豊騎手は今後の「指針」として「国内のリーディング争いという役割はもういいかなと思っています」と発言。さらに「世界のビッグレースには名馬とともに参戦して話題を振りまき続ける、そんな存在になりたいというのも、これからの一つの大きな目標」と自らの将来像を語った。
「武豊騎手がここまではっきり発言をするのは、今までなかったこと。最後にリーディングを獲ったのは2008年。あれから今年で10年ですが、今でも『もう一度リーディングを獲りたい』と常々口にしていました。
しかし、2010年の落馬事故の影響や、C.ルメール騎手やM.デムーロ騎手といった外国人騎手の参入、そして騎乗仲介者となるエージェントの影響力が高まったことなどがあり、近年は現実的に武豊騎手がリーディングを獲ることは難しい状況にあります。
本人も理想と現実の間での葛藤があったと思いますが、自身にとっても大きな節目となる4000勝を達成したことで、心境に変化があったのかもしれません」(競馬記者)
PICK UP
Ranking
17:30更新- ルメール軍団「誤算続き」で迷走中?使い分けの弊害に一部ファンから疑問の声
- クロワデュノール「世代最強説」に現実味も…ダービー馬候補が未勝利戦より遅い時計の怪
- 武豊×ドウデュース完全包囲網で波乱含み!?豪華メンバーのジャパンCにチェルヴィニア、ブローザホーン、オーギュストロダンら最強メンバー集結。レジェンド元JRA騎手の見解は?
- 「別競技」の高速馬場で欧州最強マイラーの意地見せたチャリン!ジャパンC参戦オーギュストロダン、ゴリアットに朗報?
- C.ルメール「アンラッキー」な過怠金に謝罪…マイルCSでも「牝馬のC.デムーロ」の手綱冴えるか?
- エアスピネル降板に武豊騎手は「何」を思う……8年前、すべてを手にしてきた天才騎手が”最大級”の屈辱を味わった「ウオッカ事件」とは
- 【京都2歳S(G3)展望】藤田晋オーナーの大物エリキングが登場! ジョバンニ、サラコスティがリベンジに燃える
- 【ジャパンC(G1)展望】「ディープ」オーギュストロダンVS「ハーツ」ドウデュース、2005年有馬記念から19年越しの最終決戦!
- 春のG1戦線に水を差す「醜聞」続く…現役騎手の父に詐欺容疑、G1馬オーナーが逮捕
- 「3大始祖」消滅の危機……日本で「2頭」世界で「0.4%」の血を残すべく立ち上がったカタール王族の「行動」に称賛