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JRA菊花賞(G1)ブラストワンピースが「危険」な理由。過去データが示す「巨漢」とローテ、血統、そして「ステイゴールド包囲網」

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 9月以降出走していない馬で馬券に絡んだのは、札幌記念(G2)3着から臨んだレインボーライン、1000万下・阿賀野川特別1着のポポカテペトル、1000万下・支笏湖特別を勝利したゴールドアクターのみ。トライアルレース以外では、9月の1000万下・野分特別からスリーロールス、1000万下・兵庫特別のビートブラック、バンデの3頭。しかもそれらの菊花賞は、勝ち馬以外は低レベルと疑問視されたメンバーでもある。

 また、過去20年遡ってみると、500kg以上の馬券対象馬はそれなりにいるのだが、ブラストワンピースのような540kg近い巨漢は、530kg・キタサンブラック、544kg・アルナスライン。(その他、デルタブルース526kg、マイネルデスポット520kg、ビートブラック510kg、ウインバリアシオン516kg、セイウンワンダー514kgなど)。

 近年の菊花賞は馬場改修などもあってか、好走する馬の傾向も折り合いと瞬発力が重要になってはいるものの、ミドルペース以上ではやはりステイヤーの体質が必要だろう。

 そして、菊花賞で苦戦を強いられるノーザンダンサー系種牡馬、3,000m以上で勝ち星のないハービンジャー産駒、サウスポー感も強いブラストワンピース。さらに、今年の菊花賞には淀の3,000mを大得意とする、実質ラストクロップのステイゴールド産駒が5頭もいる。

 中距離戦でのパフォーマンスは古馬と対峙できるブラストワンピースだが、これらの要素を鑑みると、淀3,000mの菊花賞では「危険な人気馬」といえないだろうか? 今回に限っては馬券的には軽視したい1頭である。

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