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JRA菊花賞(G1)ブラストワンピースが「危険」な理由。過去データが示す「巨漢」とローテ、血統、そして「ステイゴールド包囲網」

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 久しぶりに秋晴れが垣間見れた日本列島。先週末は全国の競馬ファンが固唾を呑んで観戦した秋華賞で、異次元の剛脚でアーモンドアイが史上5頭目の牝馬三冠を達成した。

 さて、アーモンドアイとともに今年のシルクレーシングの飛躍の担い手となったブラストワンピース(牡3歳 美浦・大竹正博厩舎)。期待されたダービーでは、前が壁になる不運もあり、5着と悔しい惜敗となった。

 大竹正博調教師は、6月にはオーナーサイドとも協議した結果、秋の最大目標を菊花賞(G1)と表明。激戦のダービー後、ノーザンファーム天栄で休養を挟み、”ノーザンファームの使い分け”もあって夏の古馬混合戦・新潟記念(G3)に出走した。

 その新潟記念では、ダービー5着馬の価値が問われる一戦であったが、並み居る古馬を寄せ付けない圧勝であった。中距離戦線の古馬がだらしないこともあるが、今年の3歳のレベルは高いといえよう。

 神戸新聞杯でダービー馬の貫禄を見せつけたワグネリアンは菊花賞をパス、ダービー2着で皐月賞馬のエポカドーロは、前哨戦の神戸新聞杯ではスタート後につまずいた事もあり、本来の持ち味である先行粘りこみのレースができず敗戦。当欄では今回の菊花賞の顔ぶれで、人気の一角となるブラストワンピースを取り上げる。

 新潟記念を圧勝したブラストワンピース。本番に向けてのその後が気になるところだ。9月下旬にノーザンファーム天栄から美浦トレセンに帰厩。坂路とウッドでの併用調教をこなしており、1週前の10月11日には池添謙一騎手が跨り、6Fを一杯に追って「81.5 – 66.9 – 51.3 – 36.8 – 12.4」と併走馬を5馬身突き放すパフォーマンスを見せ、間隔の空いた本番に向けても順調そうだ。

 同馬を管理する大竹調教師からは「仕上がりとしてはなかなかです。馬体重は540kgを切るくらいとここまで思っていた通りの調整を行うことが出来ています」と、好調ぶりをアピールしている。

 大一番に向けての近況も順調そのもので、その戦績、力量は認めるべきところ。だが、3歳牡馬クラシック最終戦の菊花賞は京都競馬場3,000mという特殊なレース。その菊花賞、過去10年振り返ってみても、馬券対象となっている馬のほとんどはトライアルであるセントライト記念か神戸新聞杯を経由している。

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