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大盛況のセレクトセール初日は今年も売上レコード更新!最高額2億6,000万円は今年のダービー馬「マカヒキ似」と友道調教師

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 先日の参議院議員選挙で、自民党が圧勝したのは当然なのかもしれない。どうやら日本の景気は富裕層を中心としながらも順調に回復しているようだ。

 11日、日本最大の競走馬競り市『セレクトセール』が北海道苫小牧のノーザンホースパークで開幕。毎年のように売り上げ記録を伸ばし続ける世界一の競売会は、1歳馬のセリとなる初日から総額81億3,030万円もの売り上げを叩きだし、今年も売上レコードを更新した。

 着実な景気回復を象徴となったのは売上高だけではない。大盛況の結果だった昨年でさえ1億円超えは8頭だったにもかかわらず、今年は倍近い14頭。最高落札額も昨年の2億3,500万円を大きく上回る、2億6,000万円を記録した。

 その最高落札額2億6,000万円を射止めたのは、先日の2歳新馬でJRA初勝利を挙げた(株)KTレーシングだ。

 BCジュヴェナイルF(G1)他、アメリカで10勝を挙げた名牝オーサムフェザーの2015(父ディープインパクト)を手に入れた関係者は「もう少し安いと思ったが、上がりすぎました」と謙遜しながらも「目指すのは日本ダービー。ぜひ表彰されたいです」と2年後のクラシックを見据えている。

 中でも印象的だったのは「ディープインパクトの仔の中で一番良かった。立ち姿もいいし、歩かせても柔らかい。距離はもちそうだし、パワーもありそう。マカヒキに似ているところがある」と述べた友道康夫調教師の言葉だ。自身が管理する今年のダービー馬を引き合いに出すあたり、この馬に対する相当な評価が窺える。

 次に高落札額を記録したのが2億3,500万円のシャンパンドーロの2015(父ディープインパクト)。

 落札したキーファーズの代表松島正昭氏は、大の武豊ファンでとにかく武豊騎手を乗せたがる馬主として有名。昨年、今年と武豊騎手の騎乗率が約8割というから驚きだ。この馬もまず間違いなく武豊騎手が手綱をとるのではないだろうか。

 母シャンパンドーロはアメリカのG1を2勝した名牝。叔父に2011年のベルモントS(G1)を制したルーラーオンアイスがおり、兄も昨年のセレクトセールで2億3,000万円で落札された折り紙付きの良血馬だ。

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