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2018.10.22 07:55

JRA菊花賞「3000m無意味さ」に呆然……最後まで動かないままルメデム劇場に”無抵抗”だった日本人騎手
編集部
冒頭に挙げた「動かない……まったくここまでは動きのない展開」というのは、『みんなのKEIBA』(フジテレビ系)で中継を担当した吉原功兼アナウンサーの実況だ。
レースはこの時、すでに勝負所の「淀の坂」に入っていた。
例年なら、この辺りから各騎手が勝負を仕掛けていくのだが「スローペースのよーいドンという競馬になるのか」という吉原アナの声が空しい……4コーナーに差し掛かっても、ほとんど動きがなく「まったく動かない菊花賞」と実況されている。
実際のレースラップを振り返っても、終盤までほとんど大きな起伏がないまま移行している。ゴール寸前の最後の2ハロンが10.7‐11.3秒で22.0秒……この数字を見てもスタミナの消耗がほとんどなかったことが窺える。競馬評論家の井崎脩五郎氏が「これは1800mのレースだね。スタミナとか関係ない」と嘆いた通りだ。
中継では、レース直前に菊花賞3勝を誇るゲストの岡部幸雄元騎手が「各ジョッキーは皆、虎視眈々としているでしょう。『やってやるぞ!』という気持ちで皆いると思いますね」と期待を送っていたが、とてもそうは思えない展開と結果になってしまった今年の菊花賞。
レース後、「思った以上にスローペースになって……」とペースを敗因に挙げる騎手が数多く見られたが、「ならば何故、動かなかったのか」という疑問が浮かび上がる。
ネット上の競馬ファンからも「G1なのに、新馬戦みたいなレース」「3000mでやる意味ない」「厳しいレースになるとはなんだったのか」というような声が相次いで散見された。中には「菊花賞史上最低のクソレース」という厳しい声もあった。
「勝ち時計の3分6秒1は、歴史的な不良馬場だった昨年よりは当然速いですが、サトノダイヤモンドが勝った一昨年よりは約3秒遅い時計。レコードからは5秒以上遅い決着となりました。
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