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2018.10.31 23:35

武豊「調教師」の力で開花!? エアウィンザー本格化、デビューで「ユタカ騎乗」だったあの馬たち
編集部
レイデオロの勝利で幕を閉じた今年の天皇賞・秋(G1)。昨年のダービー馬がG1競走2勝目をあげたが、その裏で開催されたカシオペアSで、来年の天皇賞に出走するのではないか、と思わせるほどの激走を見せた馬がいる。それがエアメサイアの5番仔にして最後の仔・エアウィンザー(牡4歳、栗東・中竹和也厩舎)だ。
デビュー前から関係者に「兄であるエアスピネルたち以上の器」と評されていたエアウィンザー。だがデビュー戦からつまずき、3歳春は共同通信杯(G3)で6着が精一杯。クラシック出走も叶わなかった。その後も500万下や1000万下で勝ち負けを繰り返し、期待の1頭と考えるファンも徐々に少なくなっていった。
そんな終わった馬と考えられていたエアウィンザーが、今年に入ってから一変。5月のむらさき賞で後に京成杯オータムH(G3)を勝つミッキーグローリーを抑えて勝利を上げると、続く西宮ステークスも優勝。そして迎えたカシオペアSでは、8番手でレースを進めると、最後の直線で後方から大外一気の末脚で快勝。2着に2馬身差をつける強い競馬を見せた。レース後、浜中俊騎手は「気を抜く所があると言われていますが、追えばしっかり伸びてくれます」と語り、「今は軌道に乗っている感じです。馬が充実しているのでしょう」と成長していると明かしていた。
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