
JRAターコイズS(G3)「3歳代表」が力見せる? 関係者情報から見出した最強「5頭ボックス」

15日、中山競馬場でターコイズS(G3、芝1600メートル)が行われる。2015年から重賞になったがオープン特別時代から荒れる牝馬限定のハンデ戦として有名。今年も一筋縄では収まりそうもない。関係者情報を元に予想する。
「◎」はプリモシーン(牝3歳、美浦・木村哲也厩舎)。3歳馬の勢いが止まらない。G1レースだろうがG3レースだろうが勝ちまくっている。このレース、3歳世代の代表が重賞を2勝しているこの馬だ。鞍上はW.ビュイック騎手。マイルCS(G1)で同廐の3歳馬ステルヴィオをG1初制覇に導いた。
「『調教に乗ってもらったビュイック騎手は、大丈夫!この感じならスタートからポジションを取りに行けると言ってくれました。ビュイックマジックが起これば勝ち負けでしょう』とスタッフの期待は高まっています」(競馬関係者)
ビュイック騎手のポジション取り宣言だ。ゴール前の混戦が予想されるこのレース。その手腕に期待できる。ただし、3歳馬でハンデ55キロは実質トップハンデ。馬券の組み立ては2着、3着のケースまで考慮したい。
「○」はミスパンテール(牝4歳、栗東・昆貢厩舎)。この秋、府中牝馬S(G2、芝1800メートル)、エリザベス女王杯(G1、芝2200メートル)で惨敗しているが、ここは実績のあるマイル戦。人気を落としそうなここは絶好の買い時だ。
「スタッフは『本質的にはマイル以下が主戦場。燃えやすい気性ですが、ようやく精神面で平常心を保てるようになってきました。そろそろ走り頃ですよ』と強気です。昨年のチャンピオンが復権を狙ってきます」(競馬関係者)
メンタル面の不安が少ないというのは何よりだ。昨年はこのターコイズSから重賞を3連勝した。今年もここから進撃開始だ。
「▲」は昨年のオークス以来ようやく重賞戦線に帰ってきたフローレスマジック(牝4歳、美浦・木村哲也厩舎)。2歳時にはアルテミスS(G3、芝1600メートル)でリスグラシューと好勝負を演じた馬。牡馬相手の1000万下特別、1600万下特別の連勝は本格化と見る。鞍上が乗り慣れたC.ルメール騎手なのも心強い。

「木村厩舎はプリモシーンとの2頭出しですが、こちらも侮れません。陣営からは『夏を境にどんどん良くなっています。何しろ今週の動きが抜群でした。デビュー以来1番のデキと言っても過言ではないです』と絶好調宣言が出ました」(競馬関係者)
エリザベス女王杯(G1)優勝の姉ラキシスと安田記念(G1)優勝の兄サトノアラジンは、ともに奥手だった。来年のG1獲りに向けて好発進したい。
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