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JRA東海S(G2)インティに武豊が語る「本音」。ダート界の超新星「加熱報道」にオジュウチョウサンの陰……

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「インティはここまで、まったく危なげなく5連勝しているだけにファンからも大きく注目されている存在。ましてや主戦が武豊騎手ですから、競馬界の『ニューヒーロー』誕生を期待する報道が過熱するのも当然です。

しかし、野中調教師が『この馬は左回りでちゃんと走れるかという課題がある』と手前替えに関する不安を漏らしている他、まだキャリアが浅いだけに『馬込みの競馬や揉まれた経験がない』と指摘する声があることも確か。

その点は当然、武豊騎手も理解していることなので、一見弱気にも思える”本音”を語っているのではないでしょうか。露出の多いメディアでは、いつもファンを意識した景気の良いコメントも目立つ武豊騎手ですが、公式ホームページなどでは意外に冷静なジャッジを下していることも少なくないですね」(競馬記者)

 また記者によると、今回のインティの過熱報道は昨年末の有馬記念(G1)直前のオジュウチョウサンに少し似ているという。

「あの(昨年の有馬記念)時も、メディアが連勝を続けるオジュウチョウサンを持ち上げ続ける一方、武豊騎手は以前から『一線級との戦いには課題がある』と話していました。だからといって今回のインティが、オジュウチョウサンのように敗れるとは言いませんが、過熱報道で人気が過剰になっていることは間違いなさそうです」(同)

 確かに昨年末の有馬記念では「二刀流快挙なるか」「オグリキャップと重なる」など、連日オジュウチョウサンの動向が報じられる一方、武豊騎手は公式HPを通じて「常識的には難しい戦いになるという見立てでしょう」「有馬記念ぐらいは大きな夢を見るという選択もあるはず」と語っていた。

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