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JRA藤岡佑介の「結論」は? 京都記念(G2)ステイフーリッシュの”選択”に注目

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 2月10日に行われる京都記念(G2、芝2200メートル)で1番人気が予想されるのがステイフーリッシュ(牡4歳、栗東・矢作芳人厩舎)。重賞2勝目を飾れるのかどうか、検討してみよう。

 ステイフーリッシュは昨年、3歳の春に京都新聞杯(G2、芝2200メートル)を勝って重賞初制覇を飾った。今回は京都新聞杯とまったく同じ舞台。陣営の期待度は高い。矢作芳人調教師は「前走、パドックで引っ張ったが、落ち着いていた。以前とは消耗度合いが違うし、具合はいいと思う」と語り、追い切りで跨った藤岡佑介騎手は「フォームも安定して、いい走りができていました」とコメントしている。

 前々走のチャレンジC(G3、芝2000メートル)で3着、前走の中山金杯(G3、芝2000メートル)で2着と調子を上げてきた。精神的に落ち着きが出てくるとともに馬体も成長、本格化してきたようだ。陣営は「明け4歳世代との差を縮められれば」と言う。同世代の強豪は皐月賞馬エポカドーロ、日本ダービー馬ワグネリアン、菊花賞馬フィエールマン、有馬記念馬ブラストワンピースなど名前を挙げればキリがない。まだライバルたちと力の差はあるが、ここを勝って大舞台を目指したい。

 佑介騎手がステイフーリッシュの手綱を取るのは今回で5回目となる。最初が京都新聞杯。2番手を取りきって直線で抜け出し、2着馬に約2馬身の差をつけた。2回目が菊花賞(G1、芝3000メートル)。14番手と後方からの競馬を試みたが結果は11着。佑介騎手は「思った以上に折り合いがついていました」とコメントしているが、距離の問題で伸びなかったのかもしれない。

 3回目がチャレンジC。道中は6、7番手の中団。直線での追い比べに持ち込み3着。京都新聞杯以来4戦目で馬券圏内に入ることができた。レース後、佑介騎手は「好ポジションからしっかりと脚を伸ばしていましたし、来年に向けていい競馬はできました」とコメント。とはいえ勝ったエアウィンザーとは4馬身半差。同世代のライバルの1頭に4番手から上がり最速の脚を使われてしまった。

チャレンジCではっきりしたことは、2000メートル程度のレースであれば、差し比べの競馬をしてもそれなりに戦えるが、強力な末脚を持つ馬にはかなわないということ。

 佑介騎手は前走の中山金杯ではまくった。向正面半ばで後方から進出開始。3角では3番手まで上がり、直線で抜け出したが最後にウインブライトに差された。「ペースが落ちていたし、切れるタイプでもないので早めに動いていきました」とコメント。京都新聞杯と同様、いい脚を長く使ってパワー勝負に持ち込む方がいいタイプということ。やはりステイゴールド産駒だ。

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