GJ > 競馬ニュース > 中堅騎手「悲鳴」
NEW

JRA藤田菜七子に中堅騎手「悲鳴」多々! 減量特典開始で「スカスカお手上げ」実情

【この記事のキーワード】, ,
JRA藤田菜七子に中堅騎手「悲鳴」多々! 減量特典開始で「スカスカお手上げ」実情の画像1

 今週末からJRAの女性騎手に対する減量特典制度が導入される。これまでは免許の通算取得期間が5年未満の騎手は男女問わず、『-3キロ』からスタート。それ以後31勝~50勝以下は『-2キロ』、51勝~100勝以下は『-1キロ』での出走となっていた。

 ところがこの減量特典制度で女性騎手は斤量が『-4キロ』から始まり、50勝以上で『-3キロ』、101勝すれば『-2キロ』での出走となり、以後これが勝利数や期間に関係なく永続的に続くことになる。

 藤田菜七子騎手は昨年の12月から『-1キロ』で出走していた。だが、今週末この制度が適用されると、通算100勝するまでは斤量『-3キロ』で騎乗することができる。

 負担重量が軽くなれば有利になるのは言うまでもない。競馬界では、俗に1キロ違えば、1馬身、タイムにすると0秒2差違うとされている。そのため、軽斤量で出走できることになった菜々子騎手のもとには騎乗依頼が殺到しているという。

「菜々子騎手は、最初の壁となる通算31勝までは1年以上の時間を要しましたが、次の通算51勝は約半年で達成するなど比較的早くクリアしています。ですが、以後斤量が『-1キロ』になると目に見えてペースダウン。苦戦が続いていました。

 フェブラリーSでのコパノキッキングでの騎乗も現場では好意的に受け止められているなど、騎乗技術はデビュー当時からあがっているのは間違いありません。その彼女の斤量が『-3キロ』になるのだから、騎乗依頼が集まるのも当然ですよ。結局、この土日は減量恩恵がない特別戦も4鞍含まれていますが、計17鞍騎乗することになるとのことです」(競馬誌ライター)

 菜々子騎手にとって追い風が吹くことは間違いない。ただこの制度は男性若手、中堅の騎手にとっては逆風となって襲いかかると見られている。

JRA藤田菜七子に中堅騎手「悲鳴」多々! 減量特典開始で「スカスカお手上げ」実情のページです。GJは、競馬、, , の最新ニュースをファンにいち早くお届けします。ギャンブルの本質に切り込むならGJへ!

Ranking

17:30更新
  • 競馬
  • 総合
  1. ルメール軍団「誤算続き」で迷走中?使い分けの弊害に一部ファンから疑問の声
  2. クロワデュノール「世代最強説」に現実味も…ダービー馬候補が未勝利戦より遅い時計の怪
  3. 武豊×ドウデュース完全包囲網で波乱含み!?豪華メンバーのジャパンCにチェルヴィニア、ブローザホーン、オーギュストロダンら最強メンバー集結。レジェンド元JRA騎手の見解は?
  4. 「別競技」の高速馬場で欧州最強マイラーの意地見せたチャリン!ジャパンC参戦オーギュストロダン、ゴリアットに朗報?
  5. C.ルメール「アンラッキー」な過怠金に謝罪…マイルCSでも「牝馬のC.デムーロ」の手綱冴えるか?
  6. エアスピネル降板に武豊騎手は「何」を思う……8年前、すべてを手にしてきた天才騎手が”最大級”の屈辱を味わった「ウオッカ事件」とは
  7. 【京都2歳S(G3)展望】藤田晋オーナーの大物エリキングが登場! ジョバンニ、サラコスティがリベンジに燃える
  8. 【ジャパンC(G1)展望】「ディープ」オーギュストロダンVS「ハーツ」ドウデュース、2005年有馬記念から19年越しの最終決戦!
  9. 春のG1戦線に水を差す「醜聞」続く…現役騎手の父に詐欺容疑、G1馬オーナーが逮捕
  10. 「3大始祖」消滅の危機……日本で「2頭」世界で「0.4%」の血を残すべく立ち上がったカタール王族の「行動」に称賛