パチンコ「一撃9万発」も飛び出す破壊力!? 圧倒的スピードで「最強マシン戦線」に躍り出た!!

　ホットな新台をユーザーの感想を交えつつ掘り下げていくこのコーナー、【激アツ新台実戦JUDGEMENT】。今回のピックアップマシンは、局地的な支持を得ていたいぶし銀的コンテンツ＆パチンコ機として知る人ぞ知る隠れ人気機種『P学園黙示録ハイスクール・オブ・ザ・デッド2 弾丸319Ver.』（以下HOTD2）だ。

　古くは初代牙狼のように、世間的にはノーマークだった機種が突如としてパチンコスター街道を闊歩する。

　このアメリカンドリームを体現したのが『HOTD2』となる。本機が一躍脚光を浴びた理由は、とにもかくにもその出玉性能。なんと「一撃9万発オーバー」の爆裂自慢がインターネット上で報告されたのである。

　スペックは1種2種混合機で、通常時に大当り確率1/319.6を引くとほぼ50％で時短128回転の「奴RUSH」に突入。奴RUSHは継続率約83.5％の高継続率を誇り、右打ち大当りのだいたい2/3で最大ラウンド約1350発出玉を獲得することができるようになっている。

　ちなみに、仕組みとしては、現状ほとんどの機種で採用されている時短+残保留ではなく、時短の有無で連チャンの継続が決定される、いわゆる初代『AKB』システムなのである。

　右打ち中の実質大当り確率が1/5.5なので128回転の時短でほぼ次回大当りが継続するが、この時短あり大当りの割合が83.5％となっていて、残りの16.5％となる時短なし大当りを引けばRUSHが終了。

　いつもの1種2種が規定回数で当りを引けるかどうかのSTなら、本機は次回大当りのフラグを引くか終了を引くかの次回ループタイプのゲーム性となる。

　ただ、本機におけるRUSH中の最大注目ポイントはそこではなく、大当り間を平均124秒で消化するスピード力なのである。これは、RUSH突入時の平均期待出玉が約6400発となっているのだが、それをわずか14.5分で吐き出すという。

　初打ち報告でも驚異のスピード感が多く取りざたされ、「表示1万発の所要時間が19分」「連チャンし続けたら時速3万発は軽く超える打感だった」など、一様にその速さに驚愕し、『P大工の源さん超韋駄天』に匹敵するともっぱらの噂である。1回の出玉が多い分、出玉感は『HOTD2』のほうに軍配が上がるという向きもある。

　いずれにせよ、破格の高継続率と高い最大ラウンド比率から生み出されるスピード感あふれる出玉に多くのファンが魅了されているのは間違いない。

　花山薫の方程式「握力×体重×スピード＝破壊力」をパチンコに当てはめれば、継続率×ラウンド比率×スピード＝人気力のような方程式がパチンコでは成り立つのかもしれない。

（文＝大森町男）

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