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大手パチスロメーカー「ユニバーサル」前年同期比で大幅減収減益も…次期以降は『沖ドキ!』シリーズなど最新作を集中的に市場投入へ 

 4号機時代の名機を誰もが気軽に楽しめる仕様へとリメイクした『CCエンジェル』が好評なユニバーサルエンターテインメント(東証JQ:6425)は11月11日、2021年12月期の第3四半期決算を公表した。

 これによると、売上高は前年同期比25.2%減の576億8,300万円。営業損失、経常損失、純損失については統合型リゾート施設「オカダ・マニラ」における営業停止時の固定費(減価償却費等)を販売費及び一般管理費から特別損失に振替したことから、それぞれ43億3,000万円、77億3,500万円、183億9,800万円とした。

 当期間中における遊技機業界は、パチンコホールは感染症対策を講じつつ営業を続けているものの、集客並びに稼働の回復には至らず、依然として厳しい経営環境が継続。新台入替に対する慎重な姿勢が続き、遊技機の市場供給は低調に推移した。

 このような中、パチスロ機はREG中に目押し難易度が異なる3種類の消化方法を採用した『新ハナビ』、大人気5号機『SLOT魔法少女まどか☆マギカ』の正統後継機『SLOT劇場版魔法少女まどか☆マギカ[前編]始まりの物語/[後編]永遠の物語』等、パチンコ機は不朽の名作ゲーム4タイトルをモチーフとした『Pナムココレクション』を発売。

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 販売台数はパチスロ機が46,867台、パチンコ機が2,999台の計49,886台、当四半期連結累計期間では計82,003台と前四半期連結累計期間の125,325台を大幅に下回ったが、これは現在、市場で稼働中のパチスロ機の主要タイトル約60万台が、当連結会計年度の第4四半期から来期の第1四半期にかけて入替が予想されていることから、当連結会計年度の製品も、その期間に集中して市場投入する戦略に基づいているからだと説明している。

 ちなみに、当期に発売した上記のパチスロ2機種は、当期間内の全パチスロ販売機種の中で上位の販売台数となったそうだ。

 統合型リゾート(IR)事業の売上高は前年同期比5.6%増の217億700万円、営業損失は25億4,100万円、メディアコンテンツ事業などの売上高は同28.3%減の6億6,700万円、営業損失は7,900万円だった。

 第4四半期の見通しとしては、パチスロ機は既に『SLOTタブー・タトゥー』や冒頭で述べた『CCエンジェル』の導入を開始したほか、シンプルなゲーム性と納得の出玉感を兼ね備えた『泡盛』、『沖ドキ!』シリーズの最新作『沖ドキ!DUO』を発売。パチンコ機は人気ゲームとのタイアップ作『Pデビルメイクライ4 クレイジーバトル』を目玉とし、計44,800台の販売を見込んでいる。

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