パチスロ「通常時の上乗せが初期ゲーム数」の斬新スペック!? 根強いファンも多い名機を振り返る!!

「思い出深いマシン」や「印象に残っている機種」を取り上げる本コラム。今回は、大手メーカー「山佐」からリリースされた一風変わったスペック『燃えよ!功夫淑女 ドラゴン』について書いていく。

　2017年7月にリリースされた本機は、純増約1.3枚のART「功夫RUSH」と「ボーナス」で出玉を伸ばすA+ART機だ。通常時はレア役からCZ「突撃！ドラゴンタワー」を目指し、ARTに突入させるのが王道ルートとなる。

　本機を実戦する上で知っておくべきことが、画面中央にある「功夫CHARGE」についてだ。0Gになると、ARTの初期ゲーム数を決める「試練ノ刻」に突入する。試練ノ刻は、保証ゲーム数（3G）消化後に選択された継続率に漏れるまで継続する功夫CHARGE獲得ゾーンである。

　通常時は、毎ゲーム功夫CHARGEが1Gずつ減算されていき、ART突入時に残っているG数がそのまま初期ゲーム数となる。これが多い時にARTに突入できるか否かが、本機最大の重要ポイントと言っても過言ではない（30G以下なら特化ゾーンスタート）。

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　CZ「突撃！ドラゴンタワー」は、押し順ベルやレア役入賞でオーラ（モード）が変化。モードに応じてARTの抽選を行っている。白や青だと5%以下だが黄色まで上げられれば期待度30%となるため、そこまで上げられるかが重要だ。

　ART中は左下の宝玉が点灯すると特殊状態（高確）に移行して「激闘戯画（バトル）」の当選率が大幅にアップ、ゲーム数の減算がストップするなどの恩恵がある。基本的には、レア役からバトルに突入させ勝利して「上乗せ」or「特化ゾーン」に入れ出玉を増やしていくゲーム性だ。

　そんな本機が導入されて間もないころは、そこまで興味を持っていなかった。しかし、実際に打ってみるとゲーム性や演出などは他機種にない魅力が盛りだくさんで感激したのである。ボーナス成立時は画面全体がブラックアウトして告知するなど、演出面も好評価であった。

　初期ゲーム数に関してはARTに入るタイミングが全てなので、低設定でも十分にまとまった出玉を獲得できる可能性がある。ART中も引き次第で十分に大量出玉を狙える仕様だ。

　筆者は1500枚程度の出玉が最高だが、設定6の機械割は「116.3%」と非常に高いので高設定を掴めれば「万枚」クラスの出玉も狙えるのではないだろうか。5号機の寿命も刻々と迫ってきているので、本機のような魅力的な機種はできる限り打ってきたいと思う。

（文＝ひろ吉）

<著者プロフィール>

　IT業界の世界に興味を抱き、iPhoneアプリの開発を4年程経験。その後、WEBマーケティングの知識や経験を重ねてきた。パチンコ・パチスロのヘビーユーザーであり、機種のスペック等の研究に時間を注いでいる。現在はパチMAXにて、パチンコやスロットの考察記事・実戦記事をメインに作成中。自身が好む低純増・低ベース機の動向にも注目している。