パチンコ店「多くの常連客を失った」ありえない事件!? 客は怒り呆れ果て…
「多くの常連客を失った」ありえない事件!?
今回のエピソードは遥か昔。私がかつて勤めていた田舎のパチンコ店であった事件だ。
私がパチンコデビューした頃のパチンコ店といえば、年末年始は普通に休んでいた。休むことなく営業をすることが当たり前となって、どれくらい経つのだろうか。そんな時期のお話である。
私が勤めていたのは、田舎の小型店とはいえピーク時には100台ほどが稼働する店。レートも4円パチンコや20円スロットばかりであった。低貸しなどまだ生れていないバリバリのパチンコ全盛期に起きたある事件…いや、ありえない事件だ。
店の出入口にはしっかりと案内ポップも貼られていた。『年末年始も休まず営業いたします・元日〇開店~〇時閉店』。そんな内容が1週間分ほど記された案内文だ。
しかし、迎えた元日…何と開店時間になっても店は開かなかったのだ。
目が覚めたのは閉店時間も近づいた頃…
原因は店を開けるべき店長が大晦日に朝方まで飲み過ぎてしまい、長時間にわたり爆睡してしまったことからだった。
楽しい夢でもみていたのだろうか。目が覚めたのは閉店時間も近づいた頃だというから実に驚きだ。私は元日、2日と公休をもらっており後から聞かされたのだが…呆れて開いた口が塞がらなかったとはこのことだろう。
年末には店内でも営業する旨を再三にわたって告知しており、お客さんにもアピールしていた。それにも関わらず、お店が開かないのだからお客さんの怒りも想像に難くないことだろう。
ましてや新年一発目。お客さんたちも「新年最初の運試し」といわんばかりにご祝儀気分でお金を落としにくる訳だが、それでいてお店が何時になっても開かないのだから印象が悪いなんていうものではない。
中には「二度と来ない」と言い残し去っていったお客さんもいたと聞いた。1日分の売上を失ったことだけではなく、すぐには現れない損失も非常に大きかったはずだ。従業員たちが心から呆れていたのは当然だろう。
鍵を開けることのできる役職者がもう1人いたのだが、件の店長が自信満々でその役職者に正月休みを取らせたのが大きな間違いだったのだろうか。そもそも店長は、責任感など全くない遅刻常習者だったらしい。
公休を取った役職者は遠方に帰省しており対処することもできなかったのだが、その店長を信用したのが全ての間違いの始まりだったのかもしれない。後で聞いた話では、その店長はグループ内の別事業部へ配置転換されたそうだ。
ちなみにまだ携帯電話は本格的に普及しておらず、緊急連絡にはポケベルが必須だった時代のお話。今思い出しても本当にありえない話だ。
(文=オーハナB)
<著者プロフィール>
元ホール店員、店長経験者。パチンコ店の裏側で起きた出来事や、人間関係を題材にしたコラムを担当している。過去に話題になった業界ネタなど、時代背景を感じる記事も作成中。自身の思い入れのあるシリーズの動向にも熱い視線を注ぐ。
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