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パチスロ「『100万出た』と噂されたペンギン三兄弟の末弟」~4号機名機伝説~ エーアイ『スパンキー』シリーズ 後編【アニマルかつみの回胴青春時代Vol.112】

パチスロ「『100万出た』と噂されたペンギン三兄弟の末弟」~4号機名機伝説~ エーアイ『スパンキー』シリーズ 後編【アニマルかつみの回胴青春時代Vol.112】の画像1

4号機名機伝説~ エーアイ『スパンキー』シリーズ 後編

 1995年から翌96年にかけて、ファニーなペンギンのキャラをフィーチャーしてリリースされた、いまなきエーアイの『スパンキー』シリーズ3作

 前にも述べたとおり同社の歴代のマシンは、ホールにお目見えするや、「どこかの悪い人たち」の手によって、もれなく爆裂化。そのつど攻略情報誌の誌面を賑わし、そしてファンを沸かせてきた。

 そんな伝統に則ってか、これら「ペンギン三兄弟」も同じ道を歩みことになるのだが、とりわけ爆裂性能の面でもっとも強烈だったのが、末弟の『レッツスパンキー』である。

 さかのぼること26年前…1996年の、ちょうどいま頃の季節のこと。コンビを組む弟分のニューガルーダ石川(ガル憎)と、いつものように編集部の片隅で、次の取材のネタを得ようと読者からの情報を漁っていたところ、首都圏某県在住の読者から寄せられた一通のファックスに手が止まった。

「先日、近所の店に設置してある『レッツスパンキー』で、とんでもないことが起こりました。朝から連チャンが止まらず出っぱなしになり、165連チャンを記録したのです。等価なので、交換したら109万円。ふだんから10万コースの爆発は当たり前なので、ぜひ取材にきてください」

 朝から出っぱなしで165連チャン、一撃100万コースの超猛爆裂…。にわかには信じがたい情報である。

 まぁ、原因はおそらく、裏プログラムの暴走かなんかだろう。事実、過去にも『デートライン銀河Ⅱ』で「複雑な裏設定の手順をひとつでもミスると貯金放出モードになり、32分の1で延々とビッグを放出し続ける」ということがあり、ずいぶんと騒動になった例がある。

 ともかく、一撃100万コースの超猛爆裂は話半分としても、「10万コースの爆裂は日常茶飯事」ってことで、さっそく現地へ取材に向かうこととなった。

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 電車を何本か乗り継ぎ、なんとか開店前に到着。爆裂裏モノを設置してある店とあって、開店を待つ顔ぶれはなかなかパンチの効いたものだったが、あろうことか朝イチで『レッツスパンキー』のシマに突入したのは、我々のみ。どうやら常連たちのお目当ては、間もなく「社会不適合機」として撤去されることとなるパチンコの爆裂連チャン機たちだったようだ。

「…にしても、情報にあったような爆裂性能を持つにもかかわらず、朝のこの客付きの悪さは、いったい何なんだ。まさか、例の一件もあって、ノーマルに…?」

 そんな風に一抹の不安を覚えつつも、乗りかかった船から降りるわけにもいかず打ち始めると、すぐに「異常性」に気づく。リプレイや小役が大幅に削られていて、ぜんぜん回らないのである。

 とりあえず、「クロ」であることを確信して打ち続けると、自分は投資5本で初ビッグを引き当て、まずは3連チャン。一方、ガルーダ君はいきなり900ゲーム超のハマリを喰らってしまうが、当るやいなや7連チャン、さらに浅ハマリでの単発2回をはさんで次は一撃9連チャンと、凄まじい爆発力を見せつけてくれた。

 その後、自分は持ちコインが尽きたところで「なにか」に閃き、朝から回っていなかった台に移動。すると、どうやらこれが高設定だったようで、ハマることなく5~6連チャンを繰り返し、出玉はモリモリと増えていった。

 ガルーダ君の方は終盤、再び900超のハマリを喰らって持ちコインを大幅に減らしてしまうが、最終的には2人合わせて7千枚超を流し、ぼちぼち快勝にて終了となった。パチスロ「『100万出た』と噂されたペンギン三兄弟の末弟」~4号機名機伝説~ エーアイ『スパンキー』シリーズ 後編【アニマルかつみの回胴青春時代Vol.112】の画像3 まぁ、連チャン性に関しては、情報にあった超猛爆裂を体験することもなければ目撃することもなく、「そこそこ激しい」といった程度のものだったが、情報にはなかった「特徴」を確認することができた。

 先述のとおり、通常時は小役・リプレイが大幅にカットされているのだが、時折、まるで集中に入ったかのように小役やリプレイが連続して出現。そして、高確率でボーナスに繋がったのである。パチスロ「『100万出た』と噂されたペンギン三兄弟の末弟」~4号機名機伝説~ エーアイ『スパンキー』シリーズ 後編【アニマルかつみの回胴青春時代Vol.112】の画像4 まるで、『C51SP』のリプレイ連続Ver.や、その後継機で当時、何かと世間を騒がせていたパル工業の一連のマシンのような挙動。ひょっとして、同じ人物が「仕込み」に絡んでいたのだろうか。残念ながら、いまとなってはもはや、真相を探る手立てはない。

アニマルかつみ

アニマルかつみ

兵庫県尼崎市出身。1992年春にパチスロ必勝ガイドのライターとなり、以来30年にわたってメディア人の立場から業界の変遷を見つめてきた大ベテラン。ぱちんこ・パチスロの歴史に関しては誰にも負けない博識を持つ。最近ではYouTube動画チャンネル「ぱち馬鹿」のメンバーとして、各種企画の制作や出演、生配信などにも精を出している。ライター稼業のかたわら、ロックバンドのベースプレイヤーとしても活動中。愛猫家。昭和レトロ好き。

Twitter:@anikatsu213

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