スマパチの悪評を覆して「パチンコ界の頂点」へ！ スマスロ不調でも抜群の存在感を発揮!!【ヒットメーカー「2023年の軌跡」】

　当サイトの特別企画「ヒットメーカー2023年の軌跡」。今回ピックアップしたいのは、昨今はパチンコ機のヒットが目立つパチスロ界の雄・大都技研だ。

　同社といえば、年間を通して販売される機種数は他社より比較的少ないイメージが強いが、今年に関しては、5月リリースの同社スマスロ第二弾『スロット ソードアート・オンライン』、11月リリースのスマパチ第一弾『e Re:ゼロから始める異世界生活 season2』のみと特に少ない年となった（グループ企業も含む）。

コンテンツ力の高さ、高設定のポテンシャルは申し分なかったが…

　シリーズ累計発行部数3,000万部を超えるライトノベル、それを原作とする大人気メディアミックスコンテンツとのタイアップ作品である『スロット ソードアート・オンライン』は、1G純増約2.5枚の差枚数管理型AT「Sword Art Online」を装備。

　そのAT中はスイッチ目やチャンス役成立などで「BOSS BATTLE」ロゴ獲得＝ボスバトルのゲーム数が加算され、「二刀流チャンス」への移行はボスバトル勝利ストックに期待。規定枚数消化後は再度ボスバトルが始まり、これらを繰り返して「ヒースクリフバトル」に勝利できれば上位AT「ALfheim Online」へと昇格する。

「ALfheim Online」は15Gスタートで、1G純増は約4.0枚。継続中は約4.2分の1と超高確率でボーナスが成立し、ボーナス中はALfheim Onlineのゲーム数上乗せ抽選が行われる。

　ファン待望のビッグタイトルがスマスロ機で登場、そして設定6の出玉率が6号機の限界値「114.9％」ということで、本機に対して大きな期待が寄せられていたが、ファンから「打っててイライラしかしない」「通常時もAT中もつまらん」といった批判的な声が相次ぐなど、予想以上の反響を得ることはできなかった。

スマパチ初のヒット作に！

■大当り確率：約1/349.9→1/99.9
■RUSH突入率：55％
■RUSH継続率：約77％
■大当り出玉：300個or 1,500個or 3,000個＋α
■大当り振り分け：
〇通常時
・3,000個＋α（消化後はRUSH突入）：55％、1,500個（非RUSH）：45％
〇RUSH中
・3,000個＋α：25％、1,500個：55％、300個：20％

　一方、ファン待望のシリーズ最新作『e Re:ゼロから始める異世界生活 season2』に関しては、爆発的ヒットを飛ばした先代P機と肩を並べるほどの存在感を発揮しており、失敗続きだったスマパチ・フルスペック（大当り確率1/349）において初の成功を収めた。

　本機は、先代のゲーム性を忠実に継承&進化するなど既存のファンも納得の仕上がりで、お馴染みの先告知カスタム「先バレモード」はもちろん、RUSH中には新たなカスタム機能も追加されるなど、ファンを飽きさせない見事な完成度といえるだろう。

　P機から続く“リゼロ旋風”。その勢いは今年も続きそうな予感だ。

©2017 川原 礫／KADOKAWA アスキー・メディアワークス／SAO A Projecct
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