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パチスロ「今年の新台」”手抜き”は当たり前!? 完成度の低さ「要因」と「打開策」は……

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 パチスロ5.5号機の販売が終了となった9月は「20機種以上」の新台が販売され、月間の新台導入台数としては異例の多さを記録。その数多くある機種の中で最も期待された『北斗の拳 新伝説創造』はパチスロファンの期待に沿えない結果となってしまった。

 その理由として、”手抜き“と感じさせる機種完成度の低さだ。具体的には「演出バランスが雑」「開発コンセプトが適当」など、多くのユーザーから作り込みに欠ける出来に対し悲しみの声が多く挙がった。このような作り込みに対する意見は、今回の『北斗の拳 新伝説創造』に限った話ではない。今もなお高稼働を続けている「バジリスク絆」のシリーズ後継機『バジリスク〜甲賀忍法帖〜III』や、際立つ出玉性能で多くのヘビーユーザーを魅了した「ミリオンゴッド」、シリーズ初の新基準機『アナザーゴッド ポセイドン 海皇の参戦』も同様だろう。

 パチスロ業界を牽引する人気コンテンツがなぜ”手抜き”と呼ばれる結果になってしまったのか。これには「業界の変化」や「時代背景」など様々な理由が考えられる。

 原因の一つは、10月から始まった「5.5号機」から3000枚リミッター搭載の「5.9号機」のみの販売、また来年2月から施行される6号機への規則改正など、目まぐるしく変化する「業界」にある。これにより、機種開発へ大きな影響を及ぼすことになるのだ。

 パチンコ・パチスロが完成するまでには、約2~3年の期間が必要である。中には「5年以上」の歳月を掛けて、ホールへ登場する機種も珍しくない。本来、長期的な期間が必要である機種開発。それが、規制”によって予定が総崩れとなり、販売予定を早めなければならない。この想定外の事態に、最も悪影響を及ぼすのが”演出面”だ……。

「機種開発に最も時間が必要なのは、『映像演出』の制作です。制作までのフローを簡単に説明すると、アニメ制作→パチンコ演出用の映像制作→リーチ演出など映像演出を制御する組み込み、といった流れになっています。つまり、一つの演出が変更となれば、この制作過程が振り出しに戻る可能性も……。

また、映像演出の発展により、昨今の機種には十分すぎる演出数が搭載されていますよね。それにより完成まで膨大な時間が必要となります。十分な時間を掛けられた今までの機種と比べれば、今回の『北斗』のような大慌てで制作されたことがうかがえるような機種が”手抜き”と言われても仕方ないですね……。

ただ、実際の開発現場では一生懸命、ヒット機種を目指し取り組んでいることは事実です。遊技者をからかうような演出があることにはありますが……」(開発出身者)

 このように、「制作期間」が短縮されてしまった点も”手抜き”と呼ばれる原因の一つといえるだろう。ただ、その規制を作りだした発端には「射幸性の高い」機種を世に中に多く送り出してしまった”メーカー”にも非もあるだろう。

 多くのユーザーが待ち望んでいる「北斗」シリーズなどのビックコンテンツ。その名誉の為にも、多くの時間を掛けられる環境の中で、”手抜き”とは呼ばれない完成度の高い機種を是非開発してほしいものだが……。

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