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2017.01.18 07:56

今、武幸四郎が凄い……呪縛から解き放たれた「天才になれなかった弟」。騎手引退カウントダウンに舞い降りた「兄・武豊」を超える奇跡の騎乗
編集部

これが間もなく騎手業を引退して、調教師になろうとしている男の騎乗だろうか……今の武幸四郎騎手には”競馬の神様”が宿っているのかもしれない。
すでに3週目を終えた2017年の競馬。早くも各ジョッキーたちの間では好不調の明暗が分かれ始めている。そういった中、2勝以上の複数勝利を挙げている騎手で、現在最も勝率が高いのが武幸四郎騎手だ。
現在関西リーディングトップと、年明けから好調を維持している兄・武豊騎手でさえ6勝という序盤、幸四郎騎手はすでに3勝を上げている。昨年、年間でわずか11勝に終わった男が今月だけで3勝。関西リーディングでも15位と例年になかった存在感を発揮しているのだ。
それも今年の騎乗数は、わずか6鞍。調教師転身のため2月末に引退を控えている騎手だけに、騎乗馬を集めることは簡単ではないが、そういった中での3勝は本当に価値が高いといえる。
武豊騎手でさえ勝率が15.4%という一方、幸四郎騎手は驚異の5割をキープしている奇跡的な状況だ。
無論、レースで勝つのは簡単なことではない。昨年の武幸四郎騎手の勝率はわずか5.3%、1勝や2勝ならまぐれ当たりもあるかもしれないが、「2戦1勝」のペースで3勝を積み上げるのは決して容易な話ではないということだ。
何よりも賞賛すべきは引退という”ゴール”を目の前にしながらも、最後まで全力で勝負に挑んでいる武幸四郎騎手の「姿勢」に他ならないだろう。
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