GJ > 競馬ニュース > 武幸四郎のアーリントンC
NEW

今週引退の武幸四郎騎手に「チャンス十分」のアーリントンC(G3)!衝撃のデビュー初勝利を飾った「阪神マイル重賞」に例年以上の好素材が集結!

【この記事のキーワード】
takekoushirou01920.jpg

 競馬界にとって大晦日「2月の最終週」はほぼ毎年、春競馬の開幕を告げる節目であると同時に、その年に引退する競馬関係者を送り出すラスト開催という重要な役割を担うことになっている。

 昨年は史上最強牝馬の1頭に数えられるブエナビスタや、今も種牡馬として活躍するアドマイヤムーンなど数多の名馬を手掛けた名伯楽・松田博資調教師が現役最後の勝利を上げ、JRA通算800勝に到達するという印象的なシーンがあった。

 そして今年は、なんといっても武豊騎手の実弟・武幸四郎騎手の最後の雄姿に注目が集まる。

 特に25日に阪神競馬場で開催される今年のアーリントンC(G3)は、武幸四郎騎手にとって最後の重賞制覇になるかもしれない注目のレースとなっている。

 武幸四郎騎手が手綱を執るのは、デビューから主戦を務めているミラアイトーン(牡3歳、栗東・池江泰寿厩舎)だ。

 池江調教師がデビュー前から「全てにおいて優秀な点数がつけられる。落ち着きもある」と高い評価を与えていた逸材だけに、これが単なる形だけの”温情采配”でないことは充分に伝わってくる。

 先月29日の500万下で2番人気だったミラアイトーンは、好スタートから好位につけると、最後の直線で外から鋭い伸び脚を発揮。武幸四郎騎手の右ムチに応えるように加速すると、逃げ粘っていたファンタジステラを悠々捕らえてゴール板を駆け抜けている。

 レース後「これで見通しが明るくなった」と武幸四郎騎手が話したように賞金面だけでなく、好位から上がり最速の33.8秒で突き抜けたレース内容も、この馬の将来を明るくするものだった。

 ここで別れを告げざるを得ない主戦騎手に”餞別”をプレゼントできるか。素質馬ミラアイトーンの走りに期待したい。

今週引退の武幸四郎騎手に「チャンス十分」のアーリントンC(G3)!衝撃のデビュー初勝利を飾った「阪神マイル重賞」に例年以上の好素材が集結!のページです。GJは、競馬、の最新ニュースをファンにいち早くお届けします。ギャンブルの本質に切り込むならGJへ!

Ranking

17:30更新
  • 競馬
  • 総合
  1. 横山典弘騎手が若手騎手に「あの乗り方はやめろ」岩田康誠騎手らが実践する「お尻トントン」は、競走馬の負担になるだけ?
  2. 「シャフリヤールの激走はわかっていた」本物だけが知る有馬記念裏事情。そして“金杯”で再現される波乱の結末とは?
  3. 武豊やC.ルメールでさえ「NGリスト」の個性派オーナーが存在感…お気に入りはG1前に「無念の降板」告げた若手騎手、過去に複数の関係者と行き違いも?
  4. 浜中俊「哀愁」の1年。かつての相棒ソウルラッシュ、ナムラクレアが乗り替わりで結果…2025年「希望の光」は世代屈指の快速馬か
  5. JRA「馬が走ってくれません」スタート直後の“レース拒否”に大反響!? 三浦皇成も打つ手なし……未勝利馬がまさかの「自己主張」で1か月の出走停止処分
  6. 「正直なところ辟易としています」武豊が巻き込まれた29年前のアイドルホース狂騒曲…レース前に明かしていた「コンビ結成」の裏話
  7. 【NHKマイルC(G1)予想】ジャンタルマンタルは皐月賞の反動があるとみて消し! 出走唯一の連勝馬に着目
  8. 皐月賞(G1)クロワデュノール「1強」に待った!? 「強さが証明された」川田将雅も絶賛した3戦3勝馬
  9. 「3大始祖」消滅の危機……日本で「2頭」世界で「0.4%」の血を残すべく立ち上がったカタール王族の「行動」に称賛
  10. 横山典弘「27年ぶり」ドバイ決戦へ。「自分の命と引き換えに僕を守ってくれた」盟友ホクトベガの死で止まった時間…今度こそ無事完走を