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武幸四郎騎手の「引退前日」に名伯楽が粋な計らい!鮮烈なデビューを飾った”あの時”と同じ「阪神のマイル重賞」で再び奇跡を起こせるか

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 今から20年前の1997年3月2日。デビューからわずか2日という新人騎手が初勝利を重賞で飾り、周囲の度肝を抜いた。

 安田記念(G1)の前哨戦として、今なお重要なステップレースとなっているマイラーズ(G2)を11番人気のオースミタイクーンで制したのは、まだ10代だった武幸四郎騎手だ。

 すでに「天才」と称されていた武豊騎手の実弟として、大きな注目を浴びてデビューした武幸四郎騎手だったが、このパフォーマンスは周囲の想像を遥かに超えた、この上なく華々しい初勝利だった。当然といえばその通りだが、初勝利を重賞で飾った騎手は、後にも先にも武幸四郎騎手しかいない。

 そんな武幸四郎騎手が今月一杯でムチを置く。具体的には26日の競馬開催が、現役最後の騎乗になるようだ。

 その雄姿が見られる残された時間は本当に限られたものとなってきたが、そんな中、一人の名伯楽が武幸四郎騎手に最後の”手向け”を贈るために立ち上がった。25日に阪神競馬場で行なわれるアーリントンC(G3)に、管理馬のミラアイトーン(牡3歳)を送り出す池江泰寿調教師である。

 このミラアイトーンは、デビューから武幸四郎騎手が主戦を務めるホープ。すでに先週の500万下を強い内容で勝ち上がり、これから重賞に挑もうとする逸材だ。当初、陣営は本馬の次走をアーリントンC、もしくは3月18日に行なわれるファルコンS(G3)と定めていた。

 前走と距離が同じファルコンSに進む選択肢もあったが、最終的には池江調教師や「トーセン」の冠名で馴染みのあるオーナー島川隆哉氏を始めとした陣営が、「主戦騎手」の”都合”を優先してアーリントンCに出走することを決めたようだ。

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