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武幸四郎騎手の「引退前日」に名伯楽が粋な計らい!鮮烈なデビューを飾った”あの時”と同じ「阪神のマイル重賞」で再び奇跡を起こせるか

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 池江調教師も「有終の美を飾ってくれれば」と名手の最後の一仕事に期待している。ただ、それが単なる”粋な演出”でないことは、ミラアイトーンの前走の内容を見れば明らかだ。

 昨年わずか11勝に終わった武幸四郎騎手が、早くも4勝目を上げることになった先月29日の自己条件(京都、芝1400m)。2番人気だったミラアイトーンは好スタートから好位につけると、最後の直線で外から鋭い伸び脚を発揮。幸四郎騎手の右ムチに応えるように加速すると、逃げ粘っていたファンタジステラを悠々捕らえてゴール板を駆け抜けた。

 レース後「これで見通しが明るくなった」と幸四郎騎手が話したように賞金面だけでなく、好位から上がり最速の33.8秒で突き抜けたレース内容も、この馬の将来を明るくするものだった。

 池江調教師もデビュー前から「全てにおいて優秀な点数がつけられる。落ち着きもある」と高い評価を与えていた逸材。NHKマイルCなどのG1を目指す上で、重要な戦いとなる初の重賞挑戦を主戦騎手の”ラストライド”に託したというわけだ。

 思えば、武幸四郎騎手が華々しいデビュー初勝利を飾ったマイラーズCは、今回のアーリントンCと同じ「阪神のマイル戦」だった。時代が進み、コース形態も変わったが、阪神マイル重賞で最初の勝利を上げた武幸四郎騎手が、同じ舞台で最後の勝利を上げるとすれば、それはもう「ドラマ」といえる筋書きだろう。

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