真剣勝負の裏にある真実に斬り込むニュースサイト・GJ
GJ
真剣勝負の真実に切り込むニュースサイトGJ
NEW
2017.10.07 07:10

JRA「ダービー上位全乗り替わり」の絶望……「スワーヴリチャード×デムーロ」から見る白けた実状
編集部

今年の日本ダービー(G1)2着馬・スワーヴリチャード(牡3歳、栗東・庄野靖志厩舎)。長らく動向が報じられていなかったが、「スポーツ報知」が6日、11月5日に開催されるアルゼンチン共和国杯(G2)にM.デムーロ騎手を鞍上に迎えて出走する予定だと報じた。
春のクラシックを彩った有力馬の1頭が、秋のG1戦線に復帰。今後のレースがより華やかになることは間違いないだろう。だが、そこには一筋の暗い影も差し込んでいる。
「スワーヴリチャードはデビューから前走まで四位洋文騎手が主戦騎手を務めていました。四位騎手は2歳時から『クラシックで勝ち負けできる』と同馬に太鼓判を押すなど大変評価していたんです。早くから目をかけ、一定の成績も残していただけにこの乗り替わりには悔しい思いをしているのではないでしょうか」(騎手)
現代競馬において乗り替わりは常といわれて久しい。だが、今年の春のクラシックで活躍した馬たちには特に”コンビ解消”が多すぎるのではないか。
「今年のダービー馬レイデオロはC.ルメール騎手が騎乗を続けていますが、スワーヴリチャードは四位騎手からデムーロ騎手へ、皐月賞馬アルアインは松山弘平騎手からルメール騎手へ変更。また牝馬でもオークス2着馬であるモズカッチャンが和田竜二騎手からデムーロ騎手へと代わっています。勝利のために鞍上強化を図るべく、騎手変更を行う各陣営の気持ちはわからなくはないですが、ルメール騎手、デムーロ騎手のふたりが有力馬を次々に確保していく状況ははっきり言って”異常”ですよ」(競馬誌ライター)
PICK UP
Ranking
17:30更新「素行不良」で干された若手の更生に関西の大御所が名乗り! 福永祐一を担当した大物エージェントもバックアップ…関係者から「優遇され過ぎ」の声
【NHKマイルC(G1)予想】ジャンタルマンタルは皐月賞の反動があるとみて消し! 出走唯一の連勝馬に着目
横山典弘騎手が若手騎手に「あの乗り方はやめろ」岩田康誠騎手らが実践する「お尻トントン」は、競走馬の負担になるだけ?
- 「関東の問題児」がバチバチの叩き合いで痛恨の騎乗停止…被害馬の騎手からもクレーム? 降着の裁決に「迷惑をかけてしまい申し訳ない気持ち」
- 「シャフリヤールの激走はわかっていた」本物だけが知る有馬記念裏事情。そして“金杯”で再現される波乱の結末とは?
- 浜中俊「哀愁」の1年。かつての相棒ソウルラッシュ、ナムラクレアが乗り替わりで結果…2025年「希望の光」は世代屈指の快速馬か
- JRA「一寸先は闇」のような勢力図の激変…注目集めた若手同期の明と暗、あの「お騒がせ騎手」が佐々木大輔に続くブレイク?
- セイウンハーデスにも襲い掛かった「不治の病」…“奇跡の復活”カネヒキリ以来の伝説に挑む
- JRA「馬が走ってくれません」スタート直後の“レース拒否”に大反響!? 三浦皇成も打つ手なし……未勝利馬がまさかの「自己主張」で1か月の出走停止処分
- 皐月賞(G1)クロワデュノール「1強」に待った!? 「強さが証明された」川田将雅も絶賛した3戦3勝馬