真剣勝負の裏にある真実に斬り込むニュースサイト・GJ
GJ
真剣勝負の真実に切り込むニュースサイトGJ
NEW
2017.10.12 09:25
秋華賞で「超強力逃げ馬」アエロリットとカワキタエンカの主導権争い勃発!?「展開」のカギを握る横山典弘が「理想像」とする歴史的名牝の存在とは
編集部
ペースコントロールの巧みさも然ることながら、横山典騎手がライバルとなるカワキタエンカの「限界点」を把握しているところが大きい。対して、今回がテン乗りとなる北村騎手は距離不安も重なって、どうしても手探りの騎乗になる。かといって、カワキタエンカも無謀な玉砕戦法が許される人気にもならないだろう。この点は考慮しておきたい。
3つ目は、横山典騎手がアエロリットの理想像としてダイワスカーレットを挙げている点だ。この秋華賞や有馬記念を逃げ切るなど「稀代の逃亡者」として名を残す歴史的名牝だが、この馬の特徴が、まさにアエロリットがクイーンSで見せたような「テン良し、中良し、終い良し」という理想的な逃げだった。
逃げながらも、最後の勝負所できっちりと脚を使うその走りは、場合によっては行きたい馬にハナを譲って自分のペースを守ったからこそ実現できたもの。横山典騎手がこの名牝を理想像とするのであれば、秋華賞でも柔軟な姿勢を見せてくる可能性は高い。
対してカワキタエンカはここ4戦ですべてハナを切り、特に2走前の三面川特別(1000万下)ではスタートでトモを落として出遅れながらも、強引に主導権を奪いに行っている。このことからも、ハナに立って主導権を奪うスタイルに拘りがあることは明らかで、秋華賞でもある程度ハナを主張する可能性は高いといえるだろう。
これらの点を考慮するとカワキタエンカがハナに立ち、アエロリットが2番手という展開が濃厚だが、2頭とも距離に不安があるため、意外にすんなりと隊列が決まる可能性も高そうだ。
仮に、もしそうなると2頭ともが世代トップクラスの強力な逃げ馬。主導権争いによる「共倒れ」を願う後続の淡い期待を裏切るどころか、利害の一致する逃げ馬同士による共同戦線「呉越同舟」の関係を築く可能性もありそうだ。
PICK UP
Ranking
17:30更新
JRA 武豊は信頼度抜群!? 一球入魂ならぬ「一鞍入魂」の信頼度は本当か。川田将雅、横山典弘などトップジョッキーにみる「1日1鞍」限定の“勝負駆け”を探る!
【香港C(G1)展望】BC制覇の偉業から1か月、ラヴズオンリーユー有終の美へ!レイパパレはC.スミヨンと新コンビ、最大のライバルは最高レーティングの英国馬
武豊やC.ルメールでさえ「NGリスト」の個性派オーナーが存在感…お気に入りはG1前に「無念の降板」告げた若手騎手、過去に複数の関係者と行き違いも?- アドマイヤ軍団が「G1・45連敗」武豊と絶縁し「40億円」と引換えに日本競馬界フィクサーの”逆鱗”に触れた凋落の真相?
- パンサラッサやサイレンススズカも及ばない、天皇賞・秋(G1)史上最速ラップの歴史
- 「3大始祖」消滅の危機……日本で「2頭」世界で「0.4%」の血を残すべく立ち上がったカタール王族の「行動」に称賛
- 東京競馬場に約20万人が殺到!? 朝6時からの大行列、怒号飛び交う陣取り合戦、そして…競馬が最も熱い時代、歴代最多入場者を記録した当時の記憶
- 「シャフリヤールの激走はわかっていた」本物だけが知る有馬記念裏事情。そして“金杯”で再現される波乱の結末とは?
- 浜中俊「哀愁」の1年。かつての相棒ソウルラッシュ、ナムラクレアが乗り替わりで結果…2025年「希望の光」は世代屈指の快速馬か
- 2017年競馬「流行語大賞」発表! 浜中俊騎手の「もういいでしょう」を退け『2017競馬・流行語大賞』に選ばれたのは……
















