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JRA「超大物」レイエンダが復帰戦を圧勝! 遅れてきたダービー馬全弟の気になる「次走」と見据える「秋ローテ」は?

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 12日に東京マイルで行われた京王杯2歳S(G2)は「藤沢和雄厩舎×C.ルメール騎手」のムーンクエイク(セン5歳)がレコードで重賞初制覇。安田記念(G1)に向け堂々の名乗りを上げたがこの日、このコンビで重賞ウイナー以上に競馬ファンを”震撼”させたのが、遅れてきた「超大物」の復活劇だった。

 昨年の日本ダービー(G1)で世代の頂点に立ち、秋のジャパンC(G1)で当時の現役王者キタサンブラックに先着する2着。この春にはドバイシーマクラシック(G1)にも挑戦したレイデオロ。その全弟にあたるレイエンダ(牡3歳)が、同日9レースの夏木立賞(500万下)で復帰を果たし、見事に2勝目を上げた。

 昨年7月のデビュー戦を、単勝1.2倍の支持に応えて完勝したレイエンダ。前年のダービー馬の全弟という血統背景もあって大きな注目を浴びたが、膝の骨折が判明し長期離脱を余儀なくされていた。

「遅れてきた大物だね。他馬とはちょっと雰囲気からして違うよ」

 あれから約10カ月。残念ながら日本ダービーの兄弟制覇は絶望的な状況となったが、復帰戦を前にして藤沢和雄調教師からは強気なコメントが飛んだ。はやる気持ちを抑え、慎重に調整を重ねてきたレイエンダは+10kgという馬体で復帰戦を迎えたが太め感はなかった。

 9頭立てで行われた芝2000mのレースで、単勝2.1倍の1番人気に支持されたレイエンダはまずまずのスタートを決めるも無理せず後方へ。「久しぶりのレースで走りたがっていたし、リラックスさせるために後ろのポジションをキープした」とルメール騎手がレース後にコメントした通り、まずは折り合い重視でしっかりと他馬の後ろに付けている。

 レースは前半の1000mが58.8秒と一見ハイペースにも見えるが、これはビービーデフィが大逃げしたもの。10馬身以上離れた後続は、さほど速いペースでもなかった。

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