真剣勝負の裏にある真実に斬り込むニュースサイト・GJ
GJ
真剣勝負の真実に切り込むニュースサイトGJ
NEW
2018.05.22 08:38

JRA和田竜二テイエムオペラオー「追悼コメント」が泣ける……主戦騎手が世紀末覇王に示した「感謝」の気持ちに反響続々
編集部
「G1級の強豪馬の主戦騎手を実績のない若手が務めるというのは、エージェント制度が主流となり、騎手と調教師の付き合いが希薄になりつつある今では考えられないコンビでした。最近だと昨年の皐月賞(G1)を勝ったアルアインと松山弘平騎手が、ずっとコンビを組むようなイメージでしょうか。
テイエムオペラオーのライバルで、菊花賞馬ナリタトップロードの主戦も若手の渡辺薫彦騎手でしたし、もしかしたら調教師やオーナーが利害を超えて『若い騎手を育てる』という強い意思を見せていた最後の時代かもしれません。それだけに和田騎手とテイエムオペラオーのコンビには、思い入れの強いファンが多いようです。
またテイエムオペラオーが活躍したのが、ちょうど約20年前ということもあって、当時の活躍を見て競馬を知ったファンの子供が、今では毎週競馬を見るほどのファンになっているという、心温まるエピソードを話している方もいらっしゃいました。テイエムオペラオーが間違いなく競馬の一時代を支え、たくさんの人々に影響を与えた偉大な存在だったと改めて実感しています」(競馬記者)
和田騎手にとって今年は、師匠でありテイエムオペラオーを管理した岩元市三調教師が勇退。そして、最愛の相棒の急逝と非常に大きな1年になっている。しかし、だからこそ「和田騎手にテイエムオペラオー以来のG1を勝ってほしい」というファンの声が数多く聞かれた。
昨年はオークス(G1)のモズカッチャンで2着になった他、クロコスミアとコンビを組んだエリザベス女王杯(G1)では、そのモズカッチャンにクビ差競り負ける痛恨の2着を味わった和田騎手。今年こそは、G1勝利の報告を天国の相棒に届けたいところだ。
PICK UP
Ranking
17:30更新横山典弘騎手が若手騎手に「あの乗り方はやめろ」岩田康誠騎手らが実践する「お尻トントン」は、競走馬の負担になるだけ?
「シャフリヤールの激走はわかっていた」本物だけが知る有馬記念裏事情。そして“金杯”で再現される波乱の結末とは?
武豊やC.ルメールでさえ「NGリスト」の個性派オーナーが存在感…お気に入りはG1前に「無念の降板」告げた若手騎手、過去に複数の関係者と行き違いも?
- 浜中俊「哀愁」の1年。かつての相棒ソウルラッシュ、ナムラクレアが乗り替わりで結果…2025年「希望の光」は世代屈指の快速馬か
- JRA「馬が走ってくれません」スタート直後の“レース拒否”に大反響!? 三浦皇成も打つ手なし……未勝利馬がまさかの「自己主張」で1か月の出走停止処分
- 「正直なところ辟易としています」武豊が巻き込まれた29年前のアイドルホース狂騒曲…レース前に明かしていた「コンビ結成」の裏話
- 【NHKマイルC(G1)予想】ジャンタルマンタルは皐月賞の反動があるとみて消し! 出走唯一の連勝馬に着目
- 皐月賞(G1)クロワデュノール「1強」に待った!? 「強さが証明された」川田将雅も絶賛した3戦3勝馬
- 「3大始祖」消滅の危機……日本で「2頭」世界で「0.4%」の血を残すべく立ち上がったカタール王族の「行動」に称賛
- 横山典弘「27年ぶり」ドバイ決戦へ。「自分の命と引き換えに僕を守ってくれた」盟友ホクトベガの死で止まった時間…今度こそ無事完走を