JRA元賞金王テイエムオペラオー「新事実」発覚! 主戦・和田竜二騎手「乗り替わる予定だった」と語った衝撃の「新パートナー」とは
競馬界の「2月」は別れの季節。
今年もこれまでターフを賑わせてきた調教師たちが定年を迎え、2月一杯での引退が決まっている。中でも、調教師として現在497勝を上げているだけでなく、騎手としても日本ダービー(G1)を勝つなど578勝を上げた岩元市三調教師は、競馬界に確かな足跡を残した1人だ。
昨年、キャリアハイの96勝を上げ全国リーディングでも5位と大きな飛躍を果たした和田竜二騎手。そのベテラン騎手が「先生がいなければ今の自分はない」と慕ってやまない人物が岩元調教師である。
岩元調教師といえばJRAの顕彰馬として殿堂入りを果たしたテイエムオペラオーを手掛けたことがあまりにも有名だが、その主戦騎手に当時21歳の弟子だった和田騎手を抜擢したことでも知られている。もう19年も昔の話だが、当時でも異例の大抜擢だった。
その背景にはテイエムオペラオーがセリで1050万という、サラブレッドとしては安価で取引された地味な存在だったことと、和田騎手が岩元厩舎の所属騎手だったことが挙げられる。だが、それでもオーナーであり岩元調教師と幼馴染の竹園正繼オーナーの理解と、岩元調教師の「弟子を育てなければならない」という信念がなければ、到底実現できなかったはずだ。
しかし、それでも当然ながらピンチはあった。
和田騎手が「降板を覚悟していた」と自ら語ったのが、テイエムオペラオーにとってクラシック最後の一戦となった菊花賞である。
ここまで皐月賞を勝ち、日本ダービーで3着するなど、同期のアドマイヤベガ、ナリタトップロードと「3強」を形成していたテイエムオペラオー。長丁場の菊花賞では折り合いを重視して中団やや後ろからメンバー最速の末脚を繰り出したが、3強の中で唯一無冠だったナリタトップロードの積極策の前にクビ差届かなった。
G1・2着は決して悪い結果ではない。だが、テイエムオペラオーという最強クラスの名馬に騎乗している以上、話は別だ。ましてや本馬は「テイエム軍団」の総帥・竹園オーナーにとって初のG1馬。馬主として生涯に1度出会えるか否かという存在に期待の高さもまた、いつになく違って当然だった。
PICK UP
Ranking
11:30更新- 【日本ダービー】武豊「何とか間に合いました」キタサンブラック弟と挑む最多7勝目…乗り替わりでも不気味なエコロヴァルツの底力
- 【NHKマイルC】C.ルメール「一鞍入魂」アスコリピチェーノと必勝態勢!オークス、日本ダービーも騎乗馬決定か…シックスペンスとはコンビ解消
- 三浦皇成「これはモノが違う」悲願のG1初制覇が目前で霧散…「今後、ダート界を引っ張る馬になってほしい」宿敵レモンポップへ1年越しの挑戦状
- 「オーナーの逆鱗」に触れた原優介が突然のクビ宣告!? 帝王賞でウィルソンテソーロ降板も決定済み…気になる「鞍上交代」はやっぱりアノ人?
- 【天皇賞・春】「横山典弘マジック」に翻弄された敗戦の弁?大敗でも爪痕残した名手の存在感…テーオーロイヤル、ディープボンドの好走にヒント
- 藤田菜七子「日本ダービー騎乗」は幻に!? 武豊シュガークン×エコロヴァルツ「究極の二者択一」ダービー鞍上問題はスピード決着
- 【オークス】石川裕紀人が滑り込みでラストチャンスをゲット!?血統的に距離延長歓迎の穴候補に浮上…カワカミプリンセス、カレンブーケドールに続けるか
- 「うまく力を出せた」2年目女性騎手が2ヶ月ぶり白星! 「負担重量の注意義務」を怠り戒告処分も…翌日1Rで名誉挽回の好騎乗
- 「信じた俺がアホ」天皇賞・春(G1)大本命テーオーロイヤル優勝も「自信の1点勝負」は空振り…藤田伸二氏が前夜に感じ取っていたドゥレッツァの危険な前兆
- 【NHKマイルC】“アスコリピチェーノVSジャンタルマンタル”仁義なき社台グループの頂上決戦に決着をつける不気味な伏兵!