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【函館記念(G3)展望】トリコロールブルーの初重賞制覇はいかに?超難解なサマー2000シリーズ

【函館記念(G3)展望】トリコロールブルーの初重賞制覇はいかに?超難解なサマー2000シリーズの画像1

 15日(日)に函館競馬場で開催される函館記念(G3)はサマー2000シリーズの第2戦。七夕賞(G3)と同じ真夏のハンデ重賞はまたしても波乱となるのか、それとも人気馬がしっかりと期待に応えるのか注目が集まりそうだ

 人気の一角を担うトリコロールブルー(牡4、栗東・友道厩舎)は重賞初制覇がかかる。昨年はスプリングS(G2)、青葉賞(G2)、菊花賞(G1)へ挑戦するもそれぞれ惨敗におわり重賞の壁を超えることができずにいた。休養でしっかりと立て直された今年は成長した姿を見せている。2走前の大阪城S(OP)はグァンチャーレ、プラチナムバレットなどの重賞実績を持つ好メンバーと対戦。直線では進路を外に切り替えたため追い出しが遅くなったが、最速の上りを使うと激しい競り合いを見事にものにした。前走の鳴尾記念(G3)はレコード決着となった1,2着馬には離されて3着に敗れているが、この時の1分57秒7は例年ならば優勝していてもおかしくないレベルだ。今年に入り本格化の気配を見せていることや、前走の結果からも重賞制覇にめどが立ったといえそうなだけに、飛躍の夏とすることができるだろうか。

 前走の新潟大賞典(G3)で重賞初制覇となったスズカデヴィアス(牡7、栗東・橋田厩舎)も人気を集めるだろう。昨年の福島記念(G3)や3年前の京都記念(G2)で2着になるなど重賞でも善戦はしていたが7歳にしてついに悲願の重賞制覇を達成。後方待機し脚を溜めれば差し届かない、先行して前に付けると粘り切れないということが多く、重賞制覇までに時間を要した。新潟大賞典(G3)では初騎乗の三浦騎手が絶妙の位置取り。新潟競馬場の長い直線でも失速することなくゴール板を駆け抜けた。これまでの重賞レースでの成績からも能力上位は間違いなく、重賞制覇を成し遂げて勢いに乗っている今ならば重賞連勝も十分可能だろう。抜群の相性をみせてくれた三浦騎手が継続騎乗となることも強調材料となる。

 ナイトオブナイツ(牡6、美浦・斎藤厩舎)は洋芝に高い適性を見せている1頭だ。前走の巴賞(OP)を勝利し北海道の洋芝でのレースは通算4戦3勝と抜群の成績を残す。ただでさえ力のいる洋芝であるが、前走は重馬場とさらにパワーが要求されるタフな馬場となっていた。だが、そんな状況をものともしないパワーが洋芝のレースでの好成績に繋がっているようだ。1800m戦をメインに使われてきており2000m戦の経験が少ないので、距離延長を克服できるかについては不安材料であるが、適性が高い洋芝では見限ることはできない。2走前の新潟大賞典(G3)のように後方からの瞬発力勝負になると直線の短い函館競馬場では厳しい戦いとなりそうだが、前走のような好位からの競馬ならチャンスは十分あるはずだ。

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