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JRA「イチ」超速マテラスカイ「米国遠征」武豊騎乗できず!? ダート短距離界「超新星」G1挑戦に「代役」藤田菜七子騎手?

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JRA超速マテラスカイ「米国遠征」武豊騎乗できず!? ダート短距離界「超新星」G1挑戦に「代役」藤田菜七子騎手?の画像1

 果たして今のダート短距離界に、この馬よりも速い馬がいるのだろうか。

 8日に中京競馬場で行われたプロキオンS(G3)は、武豊鞍上の5番人気マテラスカイ(牡4歳、栗東・森秀行厩舎)が4馬身差で圧勝。勝ち時計は1:20.3(不良)。従来の日本レコード1:21.5を1.2秒も上回る”スーパーレコード”で重賞初制覇を飾った。

 世界に認められたスピードは、やはり本物だった。ダート1400mを14頭立てで行われたレース。逃げ馬のマテラスカイは「8枠13番」という難しい枠順だったが、レース後「ポイントは、スタートだと思っていた」とコメントした武豊騎手が、会心のロケットスタートを決める。

 そこから抜群の加速を見せた本馬は、懸念されていた芝スタートもあっさり克服し、早々にハナに立ってレースの主導権を奪う理想的な展開だった。

 スタートの600mが33.5秒という、芝のスプリント戦並みのペース。脚抜きの良い不良馬場とはいえ、さすがに速いと思われたが、最後の直線に入ってもマテラスカイの脚色は一向に衰えない。それどころか、逆に後続を大きく突き放していく。

 思わぬ独走劇に、詰めかけたスタンドのファンからは大歓声が。結局、独走状態に入ったマテラスカイは、ほとんど持ったままゴール。1番人気のインカンテーションは、最後の最後で粘るウインムートを捉えるのがやっとだった。

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