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JRA 2歳女王「大本命」現る!? 関係者絶賛の「メジャーエンブレム2世」が馬なり6馬身差圧勝の衝撃デビュー!

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「まさか、こんなレースをしてくれるとは……」

 管理する栗田徹調教師でさえ、度肝抜かれる衝撃のデビューだった。28日に新潟競馬場で行われた新馬戦(芝1400m)は、3番人気に支持されたグレイシア(牝2歳)が後続に影も踏ませぬ逃走劇。終始馬なりのまま、6馬身差の圧勝で船出を飾った。

「最後も楽々でした。たいしたもんですよ」

 13頭立てで行われたこのレース。鞍上の田辺裕信騎手の「練習ではゲートに不安があった」との言葉通りグレイシアのゲートは、決して抜群というわけではなかった。しかし、鞍上が軽く促すと、他馬とは明らかに異なるダッシュ力で加速。楽にハナを奪うと、あっさりレースの主導権を握った。

 ライバルたちとは、スピードのケタが違い過ぎた。逃げるグレイシアになんとかついて行こうと、馬群は10馬身以上の縦長に。しかし、誰もグレイシア交わして前に出ることができない。そればかりか、勝負所の4コーナー手前ではスピードについて行けずに脱落する馬も出始めた。

 各馬がスパートを開始する中、1頭だけ馬なりで最後の直線に入ったグレイシア。この時点でほぼ勝負ありといった状況だったが、田辺騎手が軽く促すとスッと後続を突き放しに掛かる。あとはゴールまで、ワンサイドゲームだった。

「レース前から勝ちを意識できる馬でしたが、1週前の調教ではゲートを出なくてどうかと思っていました。しかし、学習能力が高く、今日は好スタートを切り、道中力みもなく楽に行けました」

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