真剣勝負の裏にある真実に斬り込むニュースサイト・GJ
GJ
真剣勝負の真実に切り込むニュースサイトGJ
NEW
2018.09.01 11:33

JRA川田将雅「騎乗停止」も”ノーペナルティ”の謎……「前例」武豊が切実に訴える欧州と日本の競馬を取り巻く環境問題
編集部
この夏、英国遠征を行った川田将雅騎手が、3日に海外渡航届の期間を終え、間もなく帰国する。
一昨年のドバイシーマクラシック(G1)で日本のドゥラメンテを負かしたことで知られる、世界王者ポストポンドを管理したロジャー・ヴァリアン調教師からの「招待」という名目で、約2カ月間の遠征を行った川田騎手。
現地英国でしか知ることのできない数々の貴重な経験を積んだことは間違いないが、「鞭の使用による騎乗停止処分」もある意味では、その1つといえるだろう。
JRA(日本中央競馬会)の発表によると、川田騎手は8月25日に英国で行われたレースにおいて、ゴール手前で「馬に反応の時間を与えずに鞭を使用した」ことにより、BHA(ブリティッシュ・ホースレーシング・オーソリティー)から8月29日及び9月10日から12日までの騎乗停止処分が下されている。
しかし先述した通り、川田騎手は3日に海外渡航届の期間を終え、日本に帰国する予定だ。
日本では9月10日から12日までは「平日」であり、川田騎手のスケジュールに大きな影響はない。9月9日に行われるセントウルS(G2)には、春のスプリント王ファインニードルで出走予定だが「問題なく騎乗できる」という。
つまり、実質的には「ほぼノーペナルティ」ということになるが、果たしてこんなことがまかり通るのだろうか。
PICK UP
Ranking
17:30更新「素行不良」で干された若手の更生に関西の大御所が名乗り! 福永祐一を担当した大物エージェントもバックアップ…関係者から「優遇され過ぎ」の声
【NHKマイルC(G1)予想】ジャンタルマンタルは皐月賞の反動があるとみて消し! 出走唯一の連勝馬に着目
横山典弘騎手が若手騎手に「あの乗り方はやめろ」岩田康誠騎手らが実践する「お尻トントン」は、競走馬の負担になるだけ?
- 「関東の問題児」がバチバチの叩き合いで痛恨の騎乗停止…被害馬の騎手からもクレーム? 降着の裁決に「迷惑をかけてしまい申し訳ない気持ち」
- 「シャフリヤールの激走はわかっていた」本物だけが知る有馬記念裏事情。そして“金杯”で再現される波乱の結末とは?
- 浜中俊「哀愁」の1年。かつての相棒ソウルラッシュ、ナムラクレアが乗り替わりで結果…2025年「希望の光」は世代屈指の快速馬か
- JRA「一寸先は闇」のような勢力図の激変…注目集めた若手同期の明と暗、あの「お騒がせ騎手」が佐々木大輔に続くブレイク?
- セイウンハーデスにも襲い掛かった「不治の病」…“奇跡の復活”カネヒキリ以来の伝説に挑む
- JRA「馬が走ってくれません」スタート直後の“レース拒否”に大反響!? 三浦皇成も打つ手なし……未勝利馬がまさかの「自己主張」で1か月の出走停止処分
- 皐月賞(G1)クロワデュノール「1強」に待った!? 「強さが証明された」川田将雅も絶賛した3戦3勝馬