真剣勝負の裏にある真実に斬り込むニュースサイト・GJ
GJ
真剣勝負の真実に切り込むニュースサイトGJ
NEW
2018.08.30 09:26
JRAは何故「炎天下」で長時間パドックを周回させるのか? 日本競馬における「熱中症対策」の矛盾と限界
編集部
「コート上で死ぬのはゴメンだ……」
27日に開幕したテニス全米オープンだが、そう話したアルゼンチン選手を始め、酷暑による熱中症などの症状で棄権する選手が相次いでいる。
1回戦を勝利した錦織圭選手も「色んな選手が倒れていた。みんな人間なので大変」と惨状を話せば、主催者側が対処した第3・第4セット終了後に10分の休憩時間を設ける「エクストリーム・ヒート・ポリシー(熱中症対策)」に対しても「どんなルールがあっても無理。10分あっても、リズムが崩れるだけ。インドアにして冷房を効かせるしか……」と、事態の深刻さを語っている。
開催地のニューヨークは、高い湿度に加え連日35度を超える猛暑が続いているが、述べるまでもなく日本も似たような状況。テニスほど長時間連続で走り回るわけではないが、日中の炎天下で行われる競馬もまた、非常に「危険」なスポーツといえるだろう。
特に歴代最高気温を次々に更新した今年の夏は、記録的な酷暑。特に競馬の場合、騎手を始めとした人だけでなく、主役のサラブレッドが何より暑さに弱い生き物だ。レース後に熱中症などの症状によって、ふらつきや転倒に陥るケースも実際に起こっているという。
そういった現状を受け、改めて警鐘を鳴らしているのが、日本経済新聞で長く競馬を担当しているノモケンこと野元賢一記者だ。
野元記者は自身が『netkeiba.com』で連載する『教えてノモケン! 野元賢一が競馬界の”今”を解説』を通じ、今の競馬界が直面している熱中症問題による実情や、その危険性に関して危機感を露にしている。
PICK UP
Ranking
23:30更新
横山典弘騎手が若手騎手に「あの乗り方はやめろ」岩田康誠騎手らが実践する「お尻トントン」は、競走馬の負担になるだけ?
「3大始祖」消滅の危機……日本で「2頭」世界で「0.4%」の血を残すべく立ち上がったカタール王族の「行動」に称賛
【朝日杯FS】「勝ち馬は強かった」ジャンタルマンタル降板の元主戦は16着大敗もかつての相棒を称賛。もう1頭の「大物」と暮れの中山で鬱憤晴らしへ- アドマイヤ軍団が「G1・45連敗」武豊と絶縁し「40億円」と引換えに日本競馬界フィクサーの”逆鱗”に触れた凋落の真相?
- 「シャフリヤールの激走はわかっていた」本物だけが知る有馬記念裏事情。そして“金杯”で再現される波乱の結末とは?
- 浜中俊「哀愁」の1年。かつての相棒ソウルラッシュ、ナムラクレアが乗り替わりで結果…2025年「希望の光」は世代屈指の快速馬か
- JRA北村友一騎手「しがらき巡礼」で小倉リーディング!? “モレイラ旋風”吹き荒れる中、秋競馬は「中堅騎手」が高配当の使者になる?
- 皐月賞(G1)クロワデュノール「1強」に待った!? 「強さが証明された」川田将雅も絶賛した3戦3勝馬
- 「2戦無敗」G1挑戦も川田将雅にスイッチ…ジャスティンパレス、ママコチャと有力馬の「降板」相次ぐ若手騎手に同情の声
- JRA「強制卒業」させられたリーディング下位騎手のフリー化が続々、内輪揉めや騎乗馬の確保を心配する声も…「誰も得をしなかった」介入とは
















