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【札幌2歳S(G3)展望】JRAクラシック2019候補誕生? 札幌開催最後の重賞を制するのは

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 札幌競馬場では1日(土)にメインレースで札幌2歳S(G3)が開催される。6月の函館開催から始まった北海道での夏競馬も今週で見納めとなるが、今後の活躍が期待される2歳戦が北海道開催での最後の重賞となる。過去には日本ダービー(G1)を制したロジユニヴァースや皐月賞(G1)、菊花賞(G1)勝ちの2冠馬ゴールドシップなどクラシックで活躍した馬の好走が多いこのレースだが、今年はどのような結果となるだろうか。

 新馬戦を圧勝しているウィクトーリア(牝2、美浦・小島厩舎)が主役候補だろう。最内枠を活かして1コーナーで先手を奪うとその後も軽快な逃げを披露。4コーナー付近では多少詰め寄られる場面もあったが、直線に入るとあっさり後続を引き離し最後は2着馬に3馬身差を着けレコードタイムも記録。初戦の内容からはまだまだ余力十分といったところで、相手関係は強化されるが新馬戦で見せた先行力があればここでも好走に期待が持てそうだ。血統面でも母は秋華賞馬のブラックエンブレムという良血馬。兄には14年にこのレースを勝利したブライトエンブレムなどがいる。クラシックを狙える逸材で今後が楽しみな存在として、兄同様にデビューからの2連勝で重賞制覇をすることはできるか注目したい。

 今回と同条件の新馬戦を快勝したクラージュゲリエ(牡2、栗東・池江厩舎)も有力だ。超スローペースのアガリ勝負展開で1頭だけ突き抜けた末脚はインパクト抜群。しかし、レースでは4番手追走していたにもかかわらず途中で何度も失速し後方に下がるなどなどまだまだ粗削りな内容。それでも4コーナー付近から再び加速して勝ち切るのは相当な能力がなければ出来ないだろう。新馬戦の時のようなスローペースになるとは考えにくい2戦目では、スムーズな競馬が出来るかがカギとなりそうだ。自分からポジションを取りに行って結果を残すことができれば、来年のクラッシック戦線も見えてくる。どのようなレースをするか楽しみだ。

 ホッカイドウ競馬に所属のナイママ(牡2、北海道・田部厩舎)は今後に向けての大事なレースとなる。前走のコスモス賞(OP)では好位でレースを進めると、早めに仕掛ける強気の競馬。直線の競り合いにも負けることなく最後はセーフティーリードを保ってゴールした。前走が初めての芝のレースだったにもかかわらず、中央所属の相手に完勝する実力を証明しているだけに侮ることはできない。また、この馬のオーナーである岡田繁幸氏もかつて地方馬ながらクラシック戦線で活躍した所有馬コスモバルクを引き合いに出し、それ以上の素質馬と評価するほど期待しているようだ。年末、さらには来年の大舞台へと繋がる重要な1戦で結果を残したいところ。

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