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JRA 2歳戦線に「強者」現る。新潟2歳Sの覇者はケイデンスコール

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 どんよりとした空模様の中、新潟競馬場で行われた、芝1,600mの2歳重賞、第38回新潟2歳S(G3)。この時期は1戦1勝馬も多く、力関係もはっきりしないため難解なレースである。

 外国人トップジョッキーも不在で混戦の様相を呈した今回のレース、1番人気はロードカナロア産駒のケイデンスコール、2番人気は東京1,800mでデビュー勝ちのアンブロークン、3番人気には先日のクローバー賞を楽勝したウインゼノビアをデビュー戦で千切った牝馬のジョディー。勝利したのは、1番人気のケイデンスコール(2歳牡、栗東・安田隆行厩舎)だった。

 当日の芝コースの馬場発表は稍重だったが、曇天にも関わらず水捌けが良かったのだろう。良馬場発表時と変わらない、上がり3Fが32〜33秒台のタイムも出る馬場状態でメインレースが行われた。

 レースの主導権を握ったのは、蛯名騎手騎乗のエルモンストロ。好ダッシュからそのまま先手を取った。番手にはロードアクア、エイシンゾーンと続く。勝ち馬のケイデンスコールはまずまずのスタートから、後方3番手で追走し控える競馬。道中かかることもなくスムーズにレースを運んだ。4コーナーを回り、直線では馬場状態のいいコース中央と外目に分かれる形に。ケイデンスコールの石橋脩騎手は伸びがいい外へ持ち出すと、素晴らしい末脚を披露し、直線後半ではアンブロークン、スティルネスとの壮絶な叩き合いを制し、勝利した。2、3着馬とはクビ・ハナ差だが、よれながら懸命に追われたアンブロークン、スティルネスと比べると、しっかりした足取りでまっすぐ突き抜けてきた内容はかなりの底力を感じさせる、着差以上の勝利だった。2着は新潟競馬場で好走しているヴィクトワールピサ産駒のアンブロークン。3着にはスティルネスが入った。
 
 今回、新潟2歳Sの覇者となったケイデンスコールは、ノーザンファーム産のロードカナロア産駒。後に一口馬主クラブのサンデーサラブレッドクラブで2800万円で募集された。母インダクティの2番子でひとつ上の半兄が中央未勝利と期待値は未知数だったが、祖母ホールオブフェームからは中山記念(G2)、毎日王冠(G2)勝ちのバランスオブゲーム、アルゼンチン共和国杯(G2)、目黒記念(G2)、ダイヤモンドS(G3)勝ちのフェイムゲームと丈夫で息の長い重賞級の活躍馬が出ている。

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