
麻雀Mリーグ「10月8日」を占う!「逆襲」の萩原聖人&佐々木寿人……ドラ1・エースが低迷するチーム浮上を狙う!!
【KONAMI麻雀格闘倶楽部】コナミ -149.2P(チーム6位)
出場選手:佐々木寿人 -87.5P(個人21位)
リザーブ:高宮まり、前原雄大
このまま”殴られっぱなし”というわけにはいかない。チームのエース・佐々木寿人が巻き返しに燃えている。
振り返れば、佐々木のMリーグは手痛い放銃から始まった。チーム開幕戦を任されたドラ1は終盤までトップを維持していたが、最終局で痛恨の満貫放銃。寸でのところで開幕トップが零れ落ち、そこからチームが悪い流れにハマった格好だ。佐々木自身も現在、出場選手中最下位の21位という屈辱を味わっている。
だが「麻雀攻めダルマ」の異名の通り、倒れても倒れても起き上がって攻め続けるのが佐々木のスタイル。7日には横浜アリーナで行われたワールドボクシング・スーパーシリーズを観戦し「汗が吹き出た!来てよかったー」(公式Twitterより)と、再び闘志を充電したようだ。
『Abema麻雀TIMES』による開幕直前のインタビューで「優勝しなくちゃいけない」と責任感を露にしていた佐々木だが、中でも「白鳥は最近、図に乗っているから天狗の鼻をへし折っておこうかと」と冗談半分にABEMASの白鳥へ宣戦布告。
奇しくも同日の『熱闘!Mリーグ』(AbemaTV)に出演した白鳥は、毎回Mリーガーがゲストとして呼ばれるという話を聞き「首位チームが呼ばれるんだったら、毎週ウチになっちゃう」とライバルチームを挑発。
佐々木にとって仲の良い後輩の”天狗の鼻”をへし折る、絶好の機会がやってきた。
【TEAM雷電】電通 -149.7P(チーム8位)
出場選手:瀬戸熊直樹 -64.1(個人19位)
リザーブ:萩原聖人[第2試合出場予定]、黒沢咲
一刻も早い巻き返しが期待されているのは、最下位に沈むTEAM雷電も当然同じだ。今節は第1戦を瀬戸熊直樹、第2戦を萩原聖人とドラ1、ドラ2が出そろった”勝負駆け”となる。
第1戦を戦う瀬戸熊のMリーグデビュー戦は「痛みを感じる間も無く、身につけていた物を剥ぎ取られていたような感覚」(公式ブログより)と本人も振り返っている通り、ほぼ無抵抗のまま4着に沈んだ。
その悪い「流れ」は翌日のRTDリーグ準決勝にも及び、4位からスタートした瀬戸熊はポイントを削られ6位にダウン。しかし、敗戦の中にも「(突破口の)ドアノブに手が触れるくらいは近づけたような気がした」と確かな手応えを感じつつあるようだ。
雷電のプレイングマネージャーとして出場選手の選択を任されるなど、重責を背負った男が、あえてドラ1の萩原ではなく自らを第1戦に据えたのも、21人のMリーガーの中で特に「流れ」を大切にする瀬戸熊ならではの「直感」があるのではないだろうか。
「Mリーグのルールと卓の傾向をしっかり研究して次に挑みます」
そう静かに闘志を燃やす瀬戸熊。低迷するチームの流れを変えるには、マイナスを一気に吹き飛ばすような爆発力が必要だ。好循環へ移行するための「過程」を誰よりも重んじる男だからこそ、逆転への”足掛かり”ができつつある「今」を逃さないはずだ。
PICK UP
Ranking
23:30更新KONAMI麻雀格闘倶楽部・前原雄大「卒業」に秘められた思いを告白。「100m歩くのに10分もかかった」盟友・佐々木寿人にさえ明かさなかった満身創痍の3年間
萩原聖人「95%は辞めるつもりだった」Mリーグ「引退」について告白……歴史的大敗からの逆襲のカギは原点回帰。今一度考えるべき「雷電の麻雀」とは
多井隆晴×佐々木寿人、Mリーグ開幕直前「No.1対談」実現! 通算「+922.1pt」VS「+803.1pt」2大エースは何故勝てるのか……見えた「強者」の共通点
- 多井隆晴が「藤田晋ロス」に悲痛の叫び!? 初代王者が大苦戦を強いられた「ラスなし記録の罠」とは【RTDリーグ2018インタビュー】
- 札幌記念(G2)多井隆晴×松本吉弘が予想対決!! 麻雀界のカリスマVS若手No.1の激突……まさかの「ダブル本命馬」は!?
- 『Maru-Jan』にて賞金賞品総額300万円の大会「麻雀双星杯」が開催中!
- 麻雀Mリーグ「ドラフト直前対談」渋谷ABEMAS多井隆晴VS赤坂ドリブンズ村上淳! 「MVPチーム」と「優勝チーム」は新戦力に誰を選ぶ?
- 皐月賞(G1)サートゥルナーリア「凱旋門賞」至上命令!? 麻雀界のカリスマ多井隆晴がクラシック第一弾をぶった斬る!!
- 麻雀Mリーグ「10月9日」ついに「セガサミーVSコナミ」が実現……ゲーム業界を牽引する超大手メーカーがプロ麻雀で激突!!
- 小林剛×多井隆晴が新設『Mリーグ』を語り尽くす! 何故「コバゴーは勝てるのか」麻雀のセオリーを覆す「正論」に驚愕!?
- 【RTDリーグ2018平賀聡彦インタビュー】苦節10年「無冠」だった侍が、わずか2年で麻雀界の頂点へ……伝説となった大逆転劇の「真相」