GJ > 競馬ニュース > 支配者の「戒め」
NEW

JRA支配者の「戒め」に日本人騎手戦々恐々!?「ジョッキーはああいう風に乗らないと」ノーザンファーム代表の言葉の重み

【この記事のキーワード】, ,
JRA支配者の「戒め」に日本人騎手戦々恐々!?「ジョッキーはああいう風に乗らないと」ノーザンファーム代表の言葉の重みの画像1

 25日に行われたジャパンC(G1)は、C.ルメール騎乗の1番人気アーモンドアイが優勝。ルメール騎手は単勝1.4倍の人気に応えた。

 時代の風は大きく、このフランス人騎手に吹いている。ルメール騎手はこれで桜花賞、オークス、安田記念、秋華賞、菊花賞、天皇賞・秋、JBCスプリント、ジャパンCを勝利。自らの記録更新となる年間G1・8勝目を上げ、再び1強状態をアピールしている。

 しかし、その上を行く”独裁政権”を誇っているのが、今や日本競馬の支配者といえるノーザンファームだ。今回のアーモンドアイの勝利で、年間G1勝利は自らの記録を更新する12勝。ちなみにこれまでの記録11勝を達成したのが昨年であることが、今のノーザンファームの充実ぶりを物語っている。

「ルメール騎手は完璧でした。ジョッキーはああいう風に乗らないといけないですよ」

 ジャパンC後にそうコメントしたのはノーザンファームの代表・吉田勝己氏だ。本来なら、勝ち馬の生産者がルメール騎手を称賛した”喜びの声”に過ぎないが、この2年間でG1を23勝している「支配者」の代表の声だけに、関係者にとってその言葉は重い。まるでルメール騎手以外の騎手たちへの”戒め”のようにさえ聞こえる。

「吉田代表の言葉で、特に戦々恐々としているのは日本人騎手でしょうね。ルメール騎手にM.デムーロ騎手、そして短期免許で来日する腕利きの外国人騎手に勝たれまくっているのは、ノーザンファームが外国人騎手を重宝しているところが大きい。実際に今年のG1・12勝の内、日本人騎手で勝ったのは天皇賞・春、日本ダービー、宝塚記念のみ。他はすべて外国人騎手の手によってもたらされています。今の時代、騎手として活躍するには、如何にノーザンファームの期待に応えて、生産馬に騎乗できるかですよ」(競馬記者)

 ちなみに今年ノーザンファーム生産馬でG1を勝った日本人騎手は、天皇賞・春の岩田康誠騎手(レインボーライン)、日本ダービーの福永祐一騎手(ワグネリアン)、宝塚記念の和田竜二騎手(ミッキーロケット)の3名。

 しかし、彼らの騎乗馬はいずれも1番人気ではなく、それ以上に人気を集めていた外国人騎乗のノーザンファーム生産馬がいたことが、今の日本人騎手の苦しい立場を表しているともいえるだろう。

 今やノーザンファームは日本人騎手よりも外国人騎手、そして外国人騎手の中でもルメール騎手がファーストチョイスとなっている。

JRA支配者の「戒め」に日本人騎手戦々恐々!?「ジョッキーはああいう風に乗らないと」ノーザンファーム代表の言葉の重みのページです。GJは、競馬、, , の最新ニュースをファンにいち早くお届けします。ギャンブルの本質に切り込むならGJへ!

Ranking

17:30更新
  • 競馬
  • 総合
  1. 横山典弘騎手が若手騎手に「あの乗り方はやめろ」岩田康誠騎手らが実践する「お尻トントン」は、競走馬の負担になるだけ?
  2. 「シャフリヤールの激走はわかっていた」本物だけが知る有馬記念裏事情。そして“金杯”で再現される波乱の結末とは?
  3. 武豊やC.ルメールでさえ「NGリスト」の個性派オーナーが存在感…お気に入りはG1前に「無念の降板」告げた若手騎手、過去に複数の関係者と行き違いも?
  4. 浜中俊「哀愁」の1年。かつての相棒ソウルラッシュ、ナムラクレアが乗り替わりで結果…2025年「希望の光」は世代屈指の快速馬か
  5. JRA「馬が走ってくれません」スタート直後の“レース拒否”に大反響!? 三浦皇成も打つ手なし……未勝利馬がまさかの「自己主張」で1か月の出走停止処分
  6. 「正直なところ辟易としています」武豊が巻き込まれた29年前のアイドルホース狂騒曲…レース前に明かしていた「コンビ結成」の裏話
  7. 【NHKマイルC(G1)予想】ジャンタルマンタルは皐月賞の反動があるとみて消し! 出走唯一の連勝馬に着目
  8. 皐月賞(G1)クロワデュノール「1強」に待った!? 「強さが証明された」川田将雅も絶賛した3戦3勝馬
  9. 「3大始祖」消滅の危機……日本で「2頭」世界で「0.4%」の血を残すべく立ち上がったカタール王族の「行動」に称賛
  10. 横山典弘「27年ぶり」ドバイ決戦へ。「自分の命と引き換えに僕を守ってくれた」盟友ホクトベガの死で止まった時間…今度こそ無事完走を