
【東京大賞典(G1)展望】2018年ルメールがゴールドドリームで締める!? ケイティブレイブらと今年最後の聖戦!

有馬記念(G1)が終わっても、ホープフルS(G1)が終わっても、暮れの大一番はもうひとつある。12月29日、大井競馬場で開催される東京大賞典(Jpn1、ダート2000メートル)を展望する。
12月2日、中京競馬場で行われたチャンピオンズC(G1、ダート1800メートル)はルヴァンスレーヴ(牡3歳、美浦・萩原厩舎)が衝撃的な強さで圧勝し、若きダート王に君臨した。しかし、この東京大賞典にルヴァンスレーヴはいない。したがって、どの馬が勝ってもダート王の称号が与えられることはない。
とはいえ、打倒ルヴァンスレーヴの最右翼に位置するのがゴールドドリーム(牡5歳、栗東・平田修厩舎)。昨年はフェブラリーS(G1、ダート1600メートル)とチャンピオンズCを勝ち、春秋統一ダート王の座に就いた。この秋は盛岡の南部杯(Jpn1、ダート1600メートル)を経てチャンピオンズCに向かうローテを選択。
ところが、ジャパンダートダービー(Jpn1、ダート2000メートル)を勝ち、3歳ダート王となったルヴァンスレーヴも南部杯に参戦。古馬と3歳のダート王対決が実現した。結果、ルヴァンスレーヴに1馬身半差負けてしまう。ただし、これで勝負付けが済んだとは見ない方がいい。目標レースでこそ真価を発揮するタイプだからだ。
チャンピオンズCには足元の軽い不安で参戦できなかった。立て直したここは格の違いで順当に勝って、来年のフェブラリーSでルヴァンスレーヴとの決戦に臨みたい。鞍上は4戦連続騎乗となるC.ルメール騎手。

11月、京都開催のJBCクラシック(Jpn1、ダート1900メートル)を制したのがケイティブレイブ(牡5歳、栗東・杉山晴紀厩舎)。5歳秋にして更なる本格化を思わせる強さだった。ところが、チャンピオンズCでは11着という謎の大敗。いわゆる二走ボケだったのだろうか。力をまったく出していないので巻き返しは可能だろう。
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