
【ドバイ2019展望】最強女王アーモンドアイ「世界へ」ついに始動! 武豊マテラスカイ、レイデオロら日本勢VS世界の強豪に注目!!
30日、ドバイのメイダン競馬場でダート世界王者を決めるドバイワールドカップ(G1)を始めとしたドバイミーティングが開催される。
昨年は残念ながら日本馬の勝利を見ることができなかったが、今年は例年以上の豪華メンバーが参戦。日本の競馬ファンからも熱い視線が注がること間違いなしだ。
今年の注目は、なんといっても昨年の年度代表馬アーモンドアイ(牝4歳、美浦・国枝栄厩舎)が出走するドバイターフ(G1)だろう。日本はもちろん世界からも大きな注目を集める2019年の始動戦となる。
昨年、史上5頭目となる牝馬三冠を圧倒的なパフォーマンスで達成しただけでなく、ジャパンC(G1)では驚異の世界レコードで歴戦の古馬を撃破。2000年のテイエムオペラオー以来となる満票での年度代表馬選出など、アーモンドアイはすでに名実ともに「日本最強馬」と称して差し支えない存在だ。
ノーザンファーム天栄から帰厩後、主戦のC.ルメール騎手が何度も美浦に駆けつけて入念な調整。その甲斐もあってか、主戦騎手も「すごく良い。現時点では何も文句をつけるところはありません」と手応え。「調子が良ければ、僕がミスをしない限り、負けないと思います」と絶対的な自信を示している。
まだ未確定ながら、秋にはフランスの凱旋門賞(G1)挑戦プランも浮上しているアーモンドアイ。当レースを連覇中の世界女王エネイブルとの直接対決の日まで、負けるわけにはいかない。
さらに日本からは昨年の2着馬ヴィブロス(牝6歳、栗東・友道康夫厩舎)、3着馬ディアドラ(牝5歳、栗東・橋田満厩舎)もエントリー。

前者は昨年の香港マイル(G1)2着からの参戦であり、ここが引退レースとなるようだ。後者は昨年の香港C(G1)で2着と力は見せたが、始動戦の中山記念(G2)では6着と人気を裏切った。適性のある舞台での巻き返しに注目だ。
舞台適性といえば、地元のドリームキャッスル(セン5歳、首・S.ビン・スルール厩舎)はとにかく不気味な存在だ。
今年になってドバイターフと同じメイダン競馬場の芝1800mを使われて3連勝。特に前哨戦となったジェベルハッタ(G1)では、豪快な大外一気でG1初制覇を飾るなど勢いはNo.1。日本馬にとっても強敵になりそうだ。
他にもジェベルハッタで2着だったウートン、昨年のクイーンエリザベス2世S(G1)で2着したアイキャンフライ、セントジェームズパレスS(G1)の覇者ウィズアウトパロール、香港の雄サザンレジェンドなども出走予定。アーモンドアイ中心なのは間違いないが、ライバルたちも虎視眈々だ。
PICK UP
Ranking
17:30更新【NHKマイルC(G1)予想】ジャンタルマンタルは皐月賞の反動があるとみて消し! 出走唯一の連勝馬に着目
「シャフリヤールの激走はわかっていた」本物だけが知る有馬記念裏事情。そして“金杯”で再現される波乱の結末とは?
エアスピネル降板に武豊騎手は「何」を思う……8年前、すべてを手にしてきた天才騎手が”最大級”の屈辱を味わった「ウオッカ事件」とは
- 横山典弘騎手が若手騎手に「あの乗り方はやめろ」岩田康誠騎手らが実践する「お尻トントン」は、競走馬の負担になるだけ?
- JRA「馬が走ってくれません」スタート直後の“レース拒否”に大反響!? 三浦皇成も打つ手なし……未勝利馬がまさかの「自己主張」で1か月の出走停止処分
- 浜中俊「哀愁」の1年。かつての相棒ソウルラッシュ、ナムラクレアが乗り替わりで結果…2025年「希望の光」は世代屈指の快速馬か
- 横山典弘「27年ぶり」ドバイ決戦へ。「自分の命と引き換えに僕を守ってくれた」盟友ホクトベガの死で止まった時間…今度こそ無事完走を
- 「素行不良」で干された若手の更生に関西の大御所が名乗り! 福永祐一を担当した大物エージェントもバックアップ…関係者から「優遇され過ぎ」の声
- 皐月賞(G1)クロワデュノール「1強」に待った!? 「強さが証明された」川田将雅も絶賛した3戦3勝馬
- 武幸四郎騎手に横山典弘騎手が「絶叫」!? 武豊騎手が明かしたアノ復活劇でのエピソードに見る、弟のキャラクター