JRA「ドバイ最強ローテ」固執? スワーヴリチャード「不向きレース」挑戦の裏に先達の成功例
今年はG1馬5頭揃うこともあり、異例の注目を集めている中山記念(G2)。だが、その豪華メンバーでも「主役」を張るだけの実力を持つにもかかわらず、多くのファンや関係者たちから出走に対して疑問符を投げかけられている馬がいる。昨年の大阪杯(G1)の覇者スワーヴリチャード(牡5歳、栗東・庄野靖志厩舎)だ。
スワーヴリチャードは昨年の大阪杯でG1初制覇を成し遂げ、その後は安田記念で1番人気に支持されるも3着。秋の天皇賞でも1人気に推されたものの、スタートで出遅れ、さらに隣のマカヒキとぶつかるアクシデントがあり10着と惨敗した。
続くジャパンCでは、世界レコードを記録したアーモンドアイと2着キセキとの激戦を3馬身半離れて見る3着。スワーヴリチャードも2分21秒5と従来のレコードを上回る走りをしたが、物足りない結果に終わっていた。
「その後、陣営は『詰まったローテーションを考慮』し、有馬記念への出走を回避することを明らかにしつつ、この中山記念を挟んでドバイへ遠征するローテを発表しました。
ただスワーヴリチャードは、昨年の安田記念で1番人気ながら3着に敗れたように、3歳後半から主に2000m以上で好成績を残しています。そして2000m以下で出遅れは致命的ですが、本馬は昨年の天皇賞・秋でも出遅れたように決してスタートを得意としているわけではありません。さらに右回りの『不得手』説もいまだ消えているわけではなく、加えて今回の中山記念は強豪揃いです。
条件的にも相手的にも、芝1800mの中山記念ではなく、まだ芝2200mの京都記念に向かったほうがよかったのでは……という意見も。陣営は放牧に出したことで疲れが取れて馬体にもハリが戻ったといい、『調整も順調なので、1800mにも対応できる』と自信をのぞかせていますが……」(競馬誌ライター)
また、スワーヴリチャードは栗東の庄野厩舎所属馬であるため、中山記念に出走するには輸送が必要だ。
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