真剣勝負の裏にある真実に斬り込むニュースサイト・GJ
GJ
真剣勝負の真実に切り込むニュースサイトGJ
NEW
2019.05.26 17:38

JRA日本ダービー(G1)「何故」サートゥルナーリア敗戦の裏。ルメール騎乗停止より大きかった皐月賞の「誤算」
編集部

26日の日本ダービー(G1)は、12番人気ロジャーバローズが2番手から早め先頭、レコードタイムとなる2:22:6で勝利。前が止まらない高速馬場を活かし、浜中俊騎手の気迫が、追いすがる2着ダノンキングリーをクビ差抑え込んだ。
歴史に残る大波乱となった令和初の日本ダービーだが、単勝1.6倍の1番人気に推されたサートゥルナーリア(牡3 栗東・角居勝彦厩舎)は、同厩ロジャーバローズと明暗の4着。無敗の二冠はならなかった。
スタートで立ち上がる素振りを見せ、痛恨の「出負け」をしたサートゥルナーリア。ライバルと目されるダノンキングリー、ヴェロックスが中団前目のいいポジションを得る中、中団の後ろでレースを進める展開に。逃げるリオンリオンは暴走ともいえるペースで飛ばしていたが、離れた2番手ロジャーバローズは「マイペース」に持ち込んでいた。この時点で「勝負あった」といえるかもしれない。
最後の直線で大外に持ち出されたサートゥルナーリアだが、満を持して先頭に立ったロジャーバローズ、それをベストなタイミングで追ったダノンキングリーとの差は、残り200m地点で4~5馬身。結局差は詰まらず、最後は溜めた脚を爆発させたヴェロックスにも交わされ4着に終わった。
断然人気を集めた中での敗戦。もちろん競馬に絶対はないが、ここまで圧巻のパフォーマンスを続けていただけに、敗戦のショックは大きいだろう。
PICK UP
Ranking
17:30更新横山典弘騎手が若手騎手に「あの乗り方はやめろ」岩田康誠騎手らが実践する「お尻トントン」は、競走馬の負担になるだけ?
「シャフリヤールの激走はわかっていた」本物だけが知る有馬記念裏事情。そして“金杯”で再現される波乱の結末とは?
武豊やC.ルメールでさえ「NGリスト」の個性派オーナーが存在感…お気に入りはG1前に「無念の降板」告げた若手騎手、過去に複数の関係者と行き違いも?
- 浜中俊「哀愁」の1年。かつての相棒ソウルラッシュ、ナムラクレアが乗り替わりで結果…2025年「希望の光」は世代屈指の快速馬か
- JRA「馬が走ってくれません」スタート直後の“レース拒否”に大反響!? 三浦皇成も打つ手なし……未勝利馬がまさかの「自己主張」で1か月の出走停止処分
- 「正直なところ辟易としています」武豊が巻き込まれた29年前のアイドルホース狂騒曲…レース前に明かしていた「コンビ結成」の裏話
- 【NHKマイルC(G1)予想】ジャンタルマンタルは皐月賞の反動があるとみて消し! 出走唯一の連勝馬に着目
- 皐月賞(G1)クロワデュノール「1強」に待った!? 「強さが証明された」川田将雅も絶賛した3戦3勝馬
- 「3大始祖」消滅の危機……日本で「2頭」世界で「0.4%」の血を残すべく立ち上がったカタール王族の「行動」に称賛
- 横山典弘「27年ぶり」ドバイ決戦へ。「自分の命と引き換えに僕を守ってくれた」盟友ホクトベガの死で止まった時間…今度こそ無事完走を