
JRAジョッキー「最後の聖域」は早朝出勤!? 「史上最強」外国人騎手“襲来”も世界の名手ならではの意外な「弱点」
今週末で9月も終わり、いよいよ10月から本格的な秋のG1戦線が幕を開ける。レースの賞金が収入源になるジョッキーたちにとっては、まさに「絶好の稼ぎ時」となるわけだが、今年は大きな希望は持てないのかもしれない。
世界最強牝馬エネイブルの主戦L.デットーリ騎手に、世界主要G1を勝ちまくるC.スミヨン騎手、昨年ステルヴィオでマイルCS(G1)を勝ったW.ビュイック騎手、さらには同年の阪神JF(G1)を勝ったC.デムーロ騎手……。
まだまだいる。今年の1月に一時はJRAのリーディングに立っていたO.マーフィー騎手、世界的な実績を誇るR.ムーア騎手やA.シュタルケ騎手……。これらすべてがこの秋、一挙に日本競馬への参戦を予定しているからだ。
近年、国際化が著しい競馬界において、世界レベルの技術を持った外国人騎手の来日、そして活躍は珍しいものでもなくなった。しかし、今年は早くから「歴史上、最大の荒波に飲まれるかもしれない」などと言われ、迎え撃つJRA騎手からは小さからぬ“悲鳴”が漏れ始めている。
「昨秋は10月の秋華賞から12月の朝日杯フューチュリティSまで10週間連続で外国人騎手がG1を勝つという、まさに国際化が著しい今の時代を象徴するような出来事がありました。
その内、C.ルメール騎手やM.デムーロ騎手はJRAの騎手として活躍していますが、今年は彼らにとっても深刻な脅威となりそうな豪華ラインナップだけに、騎手同士の“生き残り合戦”はし烈を極めそうです」(競馬記者)
特にG1などのビッグレースでは有力馬から「カタカナ騎手」で埋まっていくという。1頭や2頭なら、他の有力馬にも逆転の余地があるが、それらの馬にさえ世界的な外国人ジョッキーが乗る状況が生まれる以上、それ以下の伏兵となると、いよいよ馬券圏内を賑わすことさえ難しくなる。
そうなると日本人騎手は賞金が大きく下がる、その他のレースで地道に頑張っていくしないのか……とはいえ、今年1月に短期免許の騎手ながら、断トツのリーディングに立っていたマーフィー騎手のような存在もいるだけに最早“聖域”は残っていないのかもしれない。
「実はマーフィー騎手が短期免許の騎手ながら、日本でリーディングに立てたことには理由があるんですよ。
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