JRA「新境地開拓」ウェスタールンド好条件そろう! チャンピオンズC(G1)名手スミヨンの騎乗で昨年2着の再来なるか?
12月1日(日)に中京競馬場にて秋のダート王決定戦、チャンピオンズC(G1)が開催される。
無敗で新たなダート王を狙う良血馬クリソベリルやG1 5勝のゴールドドリーム、G1 3勝目を狙うオメガパフュームなど、ダートの強豪が集結した豪華メンバーがそろった。
その中で「伏兵」として注目しておきたいのがウェスタールンド(セ7、栗東・佐々木晶三厩舎)だ。
昨年のチャンピオンズCの2着馬だが、そのレースぶりは圧巻だった。終始最後方につける競馬で直線から上がり最速34.4秒の末脚を爆発させ、前の馬をごぼう抜き。1着とは2馬身半の差がついてしまったが、強い競馬を見せてくれた。
その後、骨折が判明し、4か月の休養を余儀なくされるが、今年のアンタレスS(G3)で復帰。1番人気に推されるも、休養明けということもあって4着に終わった。だが、このときも最後方からの追い込みを見せている。
そして、前走のみやこS(G3)。鞍上が名手C.スミヨン騎手に乗り替わったが、アンタレスSの敗北で人気を落として6番人気であった。このレースでは最後方から追い込む競馬ではなく、後方から徐々にポジションを上げていく競馬を見せた。先行3頭が競り合うハイペースの中で4角3番手から、粘り切って3着を確保した。
このレースではスミヨン騎手が強引なレースを進めたということで、過怠金を課された。だが、後方一気だけの競馬だったウェスタールンドの新しい一面を切り開くことができた。陣営もむしろ「惜しい競馬だった」と評価している。
1週前追い切りでも坂路で4ハロン52.8-38.3-12.6秒とパワフルな動きを見せている。長期休養明けから叩き2走して良化の証とも言えるだろう。
また、昨年のチャンピオンズCでウェスタールンドに騎乗した藤岡佑介騎手は「左回りならふくれずにトップスピードでコーナーを回れる」と厩舎関係者に話をしていたという。戦績を見る限りでは左回りコースで特別良績を残しているわけではないが、左回りコースのG1で2着に持ってきたジョッキーのコメントだけに信ぴょう性は高い。
スミヨン騎手は中京では初騎乗となるが、同じ左回りの東京競馬場のダートでは7戦2勝とまずまずの成績を残している。中京でも好騎乗が期待できそうだ。
みやこSに続いて名手が騎乗、長期休養明けからの3走目、向いていると指摘されている左回りコース。ウェスタールンドにとっては好条件がそろったと言えよう。
さらに中京にコースが変わった2014年以降、1番人気は1勝2着2回と今ひとつだが、5番人気以下が5連対しているなど、荒れる傾向にあるレースである。
ダートG1や重賞で実績を残している馬が集結した中で、重賞未勝利馬のウェスタールンドではあるが、昨年2着とゲンはいい。データからも人気薄での一発があってもおかしくはない。
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