
JRA「勝ったも同然」!? フェブラリーS(G1)2着ケイティブレイブが長岡禎仁と新境地へ!? 藤田菜七子と対決も!?
今年最初のG1・フェブラリーSは馬券的には波乱の結果となった。馬連が3万6230円、3連単が46万4920円の高配当。1番人気モズアスコットが優勝したものの、2着に「しんがり人気」のケイティブレイブ(牡7歳、栗東・杉山晴紀厩舎)が入り、波乱の立役者となった。
ケイティブレイブは重賞10勝(うちG1・3勝)を挙げており、これはメンバー中で最多の記録である。しかし、昨年末の東京大賞典(G1)8着、1月の川崎記念(G1)6着と不甲斐ないレースが続いており、メンバー最低の16番人気と低評価を受けた。
また直近の交流重賞では御神本訓史騎手、森泰斗騎手といった地方の有力ジョッキーが騎乗していた。それが今回のパートナーは「G1初騎乗」の長岡禎仁騎手に乗り替わった点をファンは不安視したのかもしれない。
しかし、結果はダートの新星モズアスコットに敗れはしたが、G1馬の貫禄を見せる2着と大健闘だ。
今回、ケイティブレイブと長岡騎手がコンビを組むことになったのは、瀧本和義オーナーの意向によるものである。川崎記念があまりにひどい結果だったため、瀧本氏からフェブラリーSを使って欲しいと杉山調教師にお願いした。
そして鞍上には約2年間調教でケイティブレイブに騎乗してきた長岡騎手を指名。調教で長くパートナーを組んでおり、誰よりも「意思疎通」ができるという理由である。
レース後、長岡騎手は「あそこまで行ったら、勝ちたかった」と悔しさをにじませたが、瀧本氏は「長岡君の騎乗は完璧でした。2着ですけど、『勝ったも同然』です」とケイティブレイブのベストパートナーを大絶賛した。
長岡騎手は2017年に「落馬事故」、その後「美浦から栗東移籍」と色々な経験を重ねてきた9年目の苦労人ジョッキー。ケイティブレイブも昨年ドバイ遠征で腸捻転を発症し、現地で緊急手術を経験している。ともに苦難を乗り越えてきたコンビの活躍だけに、喜びもひとしおだろう。
ケイティブレイブは3月11日に船橋競馬場のダート2400mで行われるダイオライト記念(G2)に登録を済ませている。
「ケイティブレイブはこれまでダートの2000m前後の距離で活躍してきた。一昨年にダイオライト記念は制しているレースのため、同レースへの登録は妥当だろう。
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