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JRAクロノジェネシス、ドバイシーマクラシック「回避」の理由? 北村友一騎手と共に大阪杯(G1)へ

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 16日の京都記念(G2)を勝利したクロノジェネシス(牝4、栗東・斉藤崇史厩舎)。津村明秀騎手のカレンブーケドールとの一騎打ちに注目が集まったが、結果は1キロ軽い斤量を背負っていたライバルに2馬身半差をつけて優勝。力の差を感じさせる圧巻の走りを見せた。

 次走には予備登録を行い、招待状も届いていたドバイシーマクラシック(G1)が有力視されていたものの、同馬を所有するサンデーサラブレッドクラブは、公式HPで辞退を発表。そして4月5日に開催される大阪杯(G1)へ向かうことを明かした。鞍上は北村友一騎手が務める予定だ。

「クロノジェネシスはドバイターフ(G1)にも予備登録を行っていました。出走希望順位はこちらのほうが上でしたので、ドバイターフに招待されれば遠征していたかもしれません。確かに今のクロノジェネシスに、2410mのドバイシーマクラシックは少々距離が長過ぎる気がします」(競馬誌ライター)

 今年のドバイシーマクラシックには、日本からカレンブーケドール、グローリーヴェイズ、そして昨年のオークス馬ラヴズオンリーユーらが出走を予定。さらにドイツのバーデン大賞(G1)を14馬身差で圧勝した実績を持つガイヤースなど海外の強豪が集う。クロノジェネシスvs海外の強豪のレースを楽しみにしていたファンも多かっただろうが、それは次の機会にお預けとなったようだ。

「ですが、大阪杯も一筋縄ではいかないメンバーが出走を予定しています。昨年のジャパンC(G1)で3着だったワグネリアン、4着だったマカヒキ。2年前の皐月賞馬エポカドーロは長期休養に入っていましたが、金鯱賞(G2)で復帰し、大阪杯を目標にしています。また今週、中山記念に出走するラッキーライラックも次走に大阪杯を予定し、さらに小倉記念で9着とまさかの大敗を喫したヴェロックスも出走を視野に入れているみたいですね。

 年長の実績馬や有力な牡馬がクロノジェネシスの前に立ちふさがることになりますが、主戦の北村友騎手は昨年、アルアインで大阪杯を勝ち、悲願のG1初勝利を達成。その後も活躍を続け、1年でG1・3勝と抜群の成績を残すことに成功しています。大阪杯での勝利が大きく飛躍するきっかけになったので、いいイメージも持っているはず。2連覇もあるかもしれませんよ」(競馬記者)

 始動戦を快勝し、順風満帆なスタートを切ったクロノジェネシス×北村友騎手。勢いに乗り古馬G1も制覇することができるのだろう?

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